次の引越しで一戸建てを検討中。でも世界的な「ウッドショック」でどうなるの? 引越しなら0003の[アーク引越センター]ちゃんとしたお引っ越し

次の引越しで一戸建てを検討中。でも世界的な「ウッドショック」でどうなるの?

次の引越しで一戸建てを検討中。でも世界的な「ウッドショック」でどうなるの?

新型コロナウイルスは私達の生活にさまざまな影響を与えていますが、中でも世界中で住宅価格が高騰し、世界経済に大きな影を落としているということをご存知でしょうか。これは「ウッドショック」と呼ばれ、輸入木材の品薄・減少が原因とされています。

次の引っ越しで一戸建てを検討中の人は、海外の動向に目を向ける必要があります。そこで今回は、これから一戸建てを購入して引越しを考えている人に向けて、「ウッドショック」の現状と住宅価格高騰の行方について考察します。

コロナ禍が引き起こした住宅の急激な需要

コロナ禍が引き起こした住宅の急激な需要

新型コロナウイルスが世界経済に大きな影響を与えていることは周知のとおりです。中でも住宅価格の高騰は、引越しを考えている人にとって非常に大きな問題となっています。なぜ住宅価格が高騰したのか。そこには2つの大きな要因が考えられます。

1つ目は、コロナ禍によって減退した消費を喚起するため、不動産ローンを低金利で組めるよう金融緩和政策が世界各国で行われ住宅購入ブームが起きたことです。これにより、住宅供給が逼迫する地域が出たため、住宅価格が高騰しました。

2つ目は、コロナ禍によるリモートワークの普及と巣ごもり生活の長期化です。リモートワークをするため、それ専用の仕事場を必要とする人が、都心の手狭なマンションから郊外や地方の一戸建てに引越する人が増えました。これにより、郊外や地方で一戸建ての価格が上昇。世界でも同様の現象が起きていて、例えば、マンションよりも一戸建てを購入する傾向にある米国や中国などでは、住宅着工が急激に進みました。

ウッドショックとは?

コロナ禍が引き起こした一戸建ての急激な需要の高まりによって、その資材である木材が世界中で不足しています。これを「ウッドショック」と呼びます。

ウッドショックは日本のみならず世界各国で起きており、2020年3月以降、2021年8月までで先進国40カ国中、住宅価格が下落した国はわずか3カ国しかなく、その上昇率は平均で9.4%増となっています。

特にアメリカやオーストラリアなどの一戸建て購入が一般的な国では、2020年5月に17%近く値上がりするなど異常な高騰を続けています。これは、木材などの資源が少なくなってきていることの表れで、供給不足は木材だけではなく、鉄、銅などの原材料価格の上昇や住宅建設の人件費上昇も同時に招いています。

日本では、世界とは異なるねじれ現象が

日本では、世界とは異なるねじれ現象が

米国や中国などと違って、電車網が発達し交通の利便性が高い日本では、ややいびつな現象が起きています。例えば、リモートワークを機に郊外や地方の一戸建て住宅の需要が増えた一方、東京都内に引っ越す人も増えています。これはリモートワークが世界と比べると普及率が低く、コロナの影響で地方での仕事が減ってきたという背景があります。

東京都の人口は過去20年近くずっと右肩上がりで増えており、2020年6月にはついに1400万人を超えました。そのため、都心部の高級マンションなどでは値上がりを続けています。さらに、東京オリンピックの選手村の建設など、すでに一定のマンション供給が整備されているため、しばらくは価格の下落はないと予測されています。

また、新築マンションの供給業者は販売戸数を減らす一方、高価格帯で販売して利益を維持しようとしています。東京では新築マンションの価格はしばらく高止まりすると言えるでしょう。

一方、地方に目を向けると、地価が下落しているにもかかわらず、ウッドショックによって上物(住宅)の価格が急騰しているため、なかなか買い手がつかないという地域も出ています。

輸入材木に頼る日本の住宅産業

ウッドショックによる住宅価格の高騰は日本の住宅産業に大きな打撃を与えています。森林が豊かな日本ですが、実際のところ木材の自給率は4割弱程度で6割強を輸入材に頼っています。主な輸入先はカナダとロシアですが、カナダとロシアの主な貿易相手先は、住宅需要が急激に高まっている米国と中国であるため、日本になかなか木材が回ってこないというのが現状です。

日本国内の森林は戦時中にかなり伐採され、現在も回復するほどの植林が育っていないため、供給量が十分ではありません。同時に国産の木材は労働者の高齢化と人材不足により必然的に希少価値が上がり価格が高くなっているため、どうしても安価な輸入材木に頼らざるを得ない状況にあります。

コロナの終息とともに住宅価格高騰も転換か

コロナの終息とともに住宅価格高騰も転換か

ウッドショックにより、世界各地での住宅価格高騰はしばらく続くという見方が強いわけですが、輸入木材においてはコロナの終息がやはり転換期となりそうです。

その先陣を切っているのが中国で、2021年初めより住宅価格の高騰を抑える政策に効果が見え始めています。例えば、コロナウイルスの発祥地とも言われコロナの抑え込みに成功している湖北省・武漢市では現在、住宅購入のチケット制を導入しています。そのため住民は自由に住宅を購入できません。市民は当局に住宅購入チケットの申請を行い、条件を満たしたものだけが購入できるようになっています。こうした政策により、中国では新築住宅価格の高騰を抑えることに成功しています。

また輸送費が高い輸入材木は、コロナ禍における輸送貨物の供給量が減った現在では需要を満たすことができません。そういう意味でもコロナの終息はウッドショックの終焉にも大いに関係してくるところです。

ウッドショック後、一戸建てへの引越しはQOLがより重要視されるように

「ウッドショック」によって住宅購入を諦めてしまう人も増えていますが、現在の住宅バブルはコロナの終息とともにはじける可能性が大いにあります。

なぜならば、コロナ終息とともに供給先の国では木材の輸出量を元に戻そうとするために価格を下げ、同時に日本国内では経済復興のため金利が下げ止まりする可能性が高いためです。

また、こうした貿易制限にある現在、国産の木材が見直されつつあります。どのみち住宅価格が高いなら、国産の木材でしっかりとした住宅をと望む人も増えていくことでしょう。リモートワークが普及すればするほど、一戸建ての需要は増し、今後住宅を買う人はQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を求めるようになると予想されています。

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