高齢の方が引っ越しをするとなると、何かと不安がありますよね。家族や知人としては、いろいろサポートをしてあげたいと思っても、実際には、どのようなサポートをしてあげればいいのか分かりませんよね?
体力的なことはもちろんのこと新たな環境に引越すことは精神的にも心配がつきまとうものです。そこで、今回は高齢者の方がスムーズに引っ越すためのヒントについてお伝えします。
人生100年時代と言われ、健康で元気な高齢者もたくさんいますが、引っ越しとなると体力的にかなりの負担がかかります。いくら元気だからといって、無理に重い荷物を運ぼうとしたら、大きなケガをしてしまうこともあります。そんな時は、迷わず、引越し業者にお願いするのがベストな選択です。
例えば、アーク引越センターには、高齢者の引っ越しをサポートする「シニアプラン」があります。
シニアプランは、60歳以上の高齢者の夫婦を対象としたプランです。高齢者の方にとって、引っ越しで一番大変なのが重い家具・家電の梱包や搬出入。シニアプランでは大きな家具や家電の荷作り、搬入、設置をおまかせできるのがメリットです。搬入後も、家具・大型家電の配置から、照明の取り付けまで行うので、その日からすぐ生活できます。小物類や食器の荷作り、荷解きは自分たちで行いますが、それ以外のことはおまかせできるので、高齢者の方でも安心です。
しかも、シニアプランを申し込めば最大20%OFFの割引という特典もあります。
また、アーク引越センターでは、ホームクリーニングや不要品回収などのオプションもあるので、こちらを申し込むとより引越しがスムーズになるでしょう。
さらに、シニアプランでは、ダンボールが最大50枚まで無料、ふとん袋は最大2枚まで無料、ハンガーボックスも最大5個まで無料という特典もあります。
引越しで重要な手続きとなる、「転入・転出届」は忘れると大変です。介護保険や医療助成金、老齢福祉年金に加入している場合は、手続きを忘れると入金されない場合があるので、確実に手続きしておきたいところです。特に転入手続きは、引越してから14日以内に引越し先の役所に提出しなければいけないので注意が必要です。
とはいえ、引越したばかりということもあり、高齢だとなかなかすぐに動けないという場合もあるでしょう。ほとんどの市区町村では、第三者による代理提出が認められているので、家族や知人が提出すれば、高齢者の負担を軽減して速やかに引越し手続きができるでしょう。
体力的に負担のかかる高齢者の引越しですが、忘れがちなのが引越し後の精神的な負担です。馴染みのない新しい土地に行くのは、誰もが不安になるものですが、シニアの方たちは、より気をつける必要があります。なぜなら、若い人たちは引越し後も、学校や職場で新しい出会いや生活での刺激がありますが、高齢者の場合にはリタイアしている人も多く、なかなか新しい友だちができにくいからです。そのため、引越しを機に、ひきこもりや、認知症・うつ病になってしまうケースもあり、メンタル面でのケアが必要になります。
それでは、家族や知人として、どのようにケアをしてあげればよいのでしょうか?
家族と同居している場合
家族と同居している場合は、なるべく家族だんらんの時間を作ることが大切です。みんなで一緒に食事をしたり、家族全員でお出かけをしたり、お孫さんがいる場合にはお孫さんの面倒をお願いするのもいいでしょう。また、体が元気なのであれば、引越しの際も荷ほどきを手伝ってもらったり、家事をなるべく分担したりしてあげましょう。
家の中での「仕事」ができることで認知症予防にも役立ちますし、責任感も生まれて心も生き生きとしてきます。
大切なのは家の中で孤立するような環境にしないことです。高齢者はただでさえ、外部とのつながりが少なくなりますので、家での時間はとても大切になります。
単身または夫婦で引越す場合
単身または夫婦で引っ越す場合には、会いに行くのが一番の喜びとなるでしょう。その際は、お家の中で過ごすより、一緒にスーパーへ買い物に行ったり、病院に行ったりと、生活に関わることで一緒に出かけてあげるのがベターです。また、普段は行かないところに一緒に行くことで、新しい発見があるかもしれません。こんなところに陶芸教室があったとか、美味しそうなご飯屋さんがあったなど、新しいことを知ると、徐々にその土地で暮らす自信がついていきます。
また、遠くに離れている場合は、定期的に連絡をしてあげましょう。できれば、LINEなどのビデオチャットがオススメです。特に単身者の場合は、孤独を感じやすくなるので、ビデオチャットをすることで、その表情や顔色などから元気かどうかがわかります。
高齢者が長年慣れ親しんだ土地を離れるのには、それ相応の理由があるものです。そのため、高齢者の家族や知人が引越しをする場合には、荷作りなどの体力的なサポートはもちろん、精神面でのサポートも心がけてあげてください。それにより、シニアの方の新生活がよりアクティブで生き生きしたものとなるでしょう。
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