引越しの見積もり金額を安くする方法
引越しは何かとお金がかかるものですが、転勤や進学などで引越ししなければいけない時もあります。そんな時、誰もがなるべく安く引っ越したいと思うことでしょう。今回は、引越しの見積もりを取る時に、なるべく安くするためのヒントについて紹介します。
引越し会社によってサービス内容や料金はさまざまなので、引越し料金に相場というのはありません。そのため、まずは自身の引越しにはどのようなサービスが必要になるのかを考えてみましょう。
例えば、引越し料金といっても、単純に引越し業者が荷物を運搬する人件費だけではありません。梱包サービスを依頼するか否か、バイクやピアノなど特殊なものの運搬があるか否かを考える必要があります。見積もりを取る際にはこのように内訳を知ることが第一歩となります。
引越し料金の主な内訳は、「運賃」「実費」「付帯サービス料」となります。
●運賃
運賃は、時間制もしくは距離制の2つの基本料金が定められています。距離が遠くても引越し作業自体の時間が短ければ安くなりますし、逆に距離が近くても作業時間が長くなれば料金は高くなります。また、基本料金では荷物量によって2t車、4t車といった車両種や、積載量はどれくらい必要かで決まってきます。
●実費
実費とは主に作業員の人件費のことです。また、段ボールといったの梱包資材や養生のための資材費、遠距離であれば高速道路の利用料などが加算されます。
●付帯サービス料
有料オプションや特別サービスを選んだ場合に発生する費用のことです。主なものとしては、梱包・開梱サービス、エアコンの設置・取り外し、ペットの搬送、ピアノやバイクなど特殊な荷物の運送といったサービスを依頼する場合は、基本料金に加えてそれらのオプション料金が発生します。
引越し料金は、引越し需要が集中する3〜4月の繁忙期、土日・祝日、深夜・早朝に割増料金が加算されます。これらの時期を外すことが「引越し見積もりを安くする」の近道となるわけですが、どうすれば引越しの日程を調整できるでしょうか?
まずは、「月末を避けた平日」に引越し日を設定するのが望ましいです。なぜなら、賃貸物件の契約の関係で、多くの人が月末に引っ越す傾向にあるので、まず月末を避けます。月末を外してその月の上旬〜中旬辺りの「平日」で見積もりを取ると良いでしょう。また、引越しが集中する3月や4月は超繁忙となり、料金が最も高くなりますが、10月、11月が比較的引越し料金が安いので、その時期に引越しを調整してみるのも良いでしょう。
また、引越しの時間指定をしないサービスを利用することで引越し料金が安くなる場合があります。そのためには、引越し業者の見積もりは少なくとも1ヶ月以上前に依頼します。引越し業者は日程に余裕がないと割高になってしまいます。日程に余裕があれば引越しの曜日や時間帯も選べるので、仕事などの調整もつけやすくなります。早めの相談が何よりも見積もり金額を安くするコツと言えるでしょう。
引越し業者に見積もりを依頼するにあたって、大まかな予算を伝えておくのは良いことです。しかし、必ず予算内に引越しを済ませようとすると、余計な手間がかかる可能性があります。なぜなら、予算をオーバーした見積もりになった時に、一から引越し業者を選定し直さなければならなかったり、オプションを諦めたがためにエアコンは別の業者で見積もりすることになったりと、時間を無駄にしてしまう可能性があります。
予算的な問題がある場合は訪問見積もりの際にじっくり担当者と話し合って交渉してみると良いでしょう。もしかしたら「この日のこの時間帯に変更してくれるなら、安くできるかもしれない」と言われる場合もあります。
引越しで荷物を減らせば料金が安くなることは周知の事実だと思います。しかし、なかなか捨てるモノがなく、引越し料金を下げられないという人も多いはず。不用品と言われても全て使えるし、愛着もあると言ってなかなかモノを捨てられないという人もいるでしょう。しかし、引越しを機に断捨離することで、引越し料金を下げ、その分を家具や家電を新調する費用の一部に回せると考えるのもいいですね。
全く使っていないのに処分方法が分からないため放置してある家電なども結構あったりするものです。不用品は時間に余裕があれば単純に捨ててしまうよりフリマサイトやリサイクルショップなどに出す方が良いでしょうし、出張買取をしてくれるところもあります。また、手順としても見積もりを取る前に不用品の処分ができていれば、見積もり時の料金も安くなり、作業も進むので一石二鳥です。
いかがでしたか?引越しの見積もりは引越し先の距離や荷物量によって大きく変わりますから、なるべく安くしたいところです。そのためには、まずは不用品を処分して、荷物を軽くすること。そして、引越しのスケジュールを早めに決めること。これらを念頭において引越しの段取りを考えておけば、思ったよりも安く引越しができるはずです。
引越しが決まったら準備すること
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準備することまとめ - 貸主への連絡
- 見積もりの依頼
- 入居日と退去日の
決め方 - 引越日を決める
- 新居の下調べ
- 新居の家具の配置図を
考える - 転居はがきの作成
- 引越挨拶品の手配
- 荷造りをできる
ところから始める - 地震対策・耐震グッズ
の検討 - 新しい環境が負担にならないように。
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