就職や転勤、大学進学などによって、東京での初めての一人暮らし。引越しするならどのエリアがいいのか、家賃相場はどれくらいなのかなど、わからないことばかりではないでしょうか。そこで今回は、東京で一人暮らしをする際の目安となるような、「居住エリアの決め方」や「家賃の相場」「引越しにかかる費用」などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
物件探しでエリアを選ぶ場合、引っ越しの目的を第一優先にして考えるのが良いでしょう。就職して上京する、大学入学が決まって通学する、通勤時間を短縮させたいなど、なぜ、引っ越しをするのかを明確にしてから物件探しをスタートさせましょう。生活圏がどこになるかで住居エリアは大きく変わりますし、日常的に使う電車の路線で住むエリアも変わります。
例えば、大手企業や銀行の本支店が集中する東京駅近辺に通勤する場合。東京駅までの通勤時間30分圏内、乗換1回以内でアクセスできるエリアが理想でしょう。中でも、京浜東北・根岸線で東京駅から14分、乗換なしの上中里駅エリアはおすすめです。駅から徒歩10分圏内で、アクセスの良い立地にある一人暮らし向けの物件も多く、不規則勤務の方や通勤ラッシュをずらして通勤したいと考える方にも最適です。また、京浜東北線沿線なら終電の時間も遅く、退勤後の余暇の過ごし方も選択肢は多く、住みやすいでしょう。
勤務先や進学先が新宿近辺の場合。中野区の中野や杉並区の高円寺は、新宿までのアクセスが良く、比較的落ち着いた雰囲気で住環境に恵まれているエリア。また、渋谷区の代々木や千駄ヶ谷も、新宿までの通勤が非常に便利で、生活環境が整っていることから人気の高いエリアといえます。
⚫︎譲れない条件を考えて住むエリアを選ぶ
引越しをして住みやすい部屋や住居エリアを探すためには、あらかじめ物件選びの条件を考えておく必要があります。
例えば、間取りや築年数、バス・トイレ別、駅からの距離、周辺の治安やセキュリティ面などです。物件を選ぶ際は、最低でも更新までの2年間はその部屋に住むイメージを持つのが一般的なので、自分に必要な条件に優先順位をつけ、家賃とのバランスを考えながら、理想に近い物件を絞り込むようにするのが良いでしょう。
治安の良さや交通アクセス、生活の利便性、家賃相場、教育環境などは、その街の住みやすさに関係してきます。その住みやすさに特化したランキングなどで、必ず上位に入る人気エリアといえば、東京都武蔵野市の「吉祥寺(きちじょうじ)」です。
吉祥寺は、JR中央線・京王井の頭線などが利用できるほか、新宿や渋谷へのアクセスも良いのが魅力です。また、井の頭恩賜公園(いのかしらおんしこうえん)の自然や、商業施設の豊富さ、カルチャーやグルメが楽しめる多様性にも長けており、利便性と住環境のバランスが非常に高いエリアといえます。また、個性的なショップやカフェも多いほか、治安も安定していることから、若者から子育てファミリー、高齢者まで幅広い層に支持されています。
次に「荻窪(おぎくぼ)」も人気エリアのひとつです。東京都杉並区にある荻窪は中央線・丸ノ内線の2路線が使え都心へのアクセスの良さと、落ち着いた雰囲気が特徴です。駅周辺には大型スーパーや飲食店が並んでおり、とても便利です。また、少し駅から離れると閑静な住宅街が広がり、静かで住みやすい環境が整っており、治安の良さから子育て世帯の引越し先としても人気があります。
東京都の一人暮らしの家賃相場を調べてみると、全国賃貸管理ビジネス協会(※)の発表によれば、一部屋で74,976円、二部屋で91,595円、三部屋で100,759円となっています。また、東京23区に限定した発表によれば、30㎡以下のシングル向け平均募集家賃は103,952円と10万円を超えています。エリアや部屋数、築年数によっても金額は変わるのであくまで目安であると理解しておきましょう。また、「家賃の目安は手取りの1/3」とも言われています。手取りは、給料から社会保険料や税金などが控除された額で、おおむね給料の80~85%にあたります。この金額を参考にしてみるのも良いでしょう。
※全国賃貸管理ビジネス協会2025年8月調査分
https://www.pbn.jp/yachin/2025/08/
引越しをする際に必要となる費用は、主に以下のようなものがあります。
・新居の契約関連費用(敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料)
・引越し会社の作業費用
・旧居の原状回復費用(一人暮らしをしていた場合など)
・解約までの家賃、新居の前家賃
・不用品の処分費用
・家具家電や生活必需品の購入費用
中でも、新居の初期費用は、家賃の4~6ヶ月分が一般的な目安となります。時期によって変動することもありますが、例えば家賃8万円の物件に引っ越すとすれば、新居に関する費用は32〜48万円を念頭に入れておくと良いでしょう。
引越しにはこれ以外の費用もかかってくるので、少しでも費用を抑えたいところです。そのためには、自分の荷物に合った引越し業者とプランを選ぶ、敷金・礼金ゼロの物件や仲介手数料が安い物件を選ぶ、家具や家電を中古品で揃えるなどの方法があります。工夫次第で引越し関連費用の負担を軽減することができので、覚えておきましょう。
いかがでしたか。東京へ引っ越しをして一人暮らしを始める際に知っておきたい情報を紹介しました。ひと口に東京といっても、地域によって特徴があり、家賃の相場も大きく異なります。
引越しの目的を明確にして、理想の住居へ引越ししましょう。
