一人暮らしの引っ越しでかかる料金はいくら?物件費用から引っ越し料金まで目安を教えます

初めての一人暮らしを計画する際は、費用がどれくらいかかるのかが気になるもの。賃貸物件を借りる費用に引っ越し費用、そして毎月かかる生活費。住む場所や家賃、生活スタイルによって費用は変化しますが、目安を理解しておくのは大切なことです。ここでは、一人暮らしを始める際に必要な費用と、1ヶ月の生活費の目安について紹介します。
今後、一人暮らしをしようと思うなら、1ヶ月の生活費がどの程度必要になるのか、費用の目安を把握しておくことはとても大切です。総務省統計局が発表した資料によれば、一人暮らし世帯の平均支出額(全年齢)は、以下の通りです。
食費:4万8,204円
水道光熱費:1万2,817円
被服費:5,175円
生活用品費:5,938円
保健医療費:8,502円
娯楽費:2万375円
交通費・通信費:2万564円
その他(理美容費・交際費など):2万4,592円
支出合計(住居費除く):14万6,174円
- ※ 資料:『家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要』
- ※ 但し、表章単位未満の位で四捨五入されている金額のため、内訳の合計とは必ずしも一致しません。
住居費を除いた一人暮らしの生活費目安は14万6,174円です。
これらの金額はあくまでも全年齢の平均額なので、年齢や性別、住む地域、社会人か学生かによっても差が生じてきますので、あくまで目安として参考にしましょう。

一人暮らしを始める際には、さまざまな費用が必要になります。具体的に、どのような費用が必要になるのか見ていきましょう。
・引越し費用
一人暮らしの引越し費用の目安は3万円〜10万円と言われています。荷物の量や引越しする距離、引越し業者によって設定金額に差があるので、見積もりをとって検討するのが良いでしょう。なお、友人や家族に手伝ってもらい自力で引越しをする場合は、この費用を削減することができます。
アーク引越しセンターでは、オンラインで簡単にできる「料金がすぐわかる!引越し見積もりシミュレーション」を用意しています。引っ越し日や移動距離、荷物の種類などを入力するだけで概算見積もりを出すことができます。ぜひご利用ください。
料金がすぐわかる!引越し見積もりシミュレーション
https://www.0003.co.jp/estimate/
・賃貸物件契約の際に必要な初期費用
賃貸物件に引越しをする場合は、初期費用が発生します。一般的には家賃の4~6ヶ月分の初期費用が必要になると言われています。
必要となるのは、敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、火災保険料、賃貸保障料、鍵交換費用、消毒料などです。物件によっては、「敷金なし」や「礼金なし」、「仲介手数料無料」など設定している場合もあり、初期費用を大幅に抑えることができます。また、賃貸物件の需要が低い閑散期(5~8月、11~12月)であれば、家賃や初期費用の交渉がしやすくなるうえ、割引キャンペーンが実施されている場合もあるので、上手に利用してみましょう。
・家具・家電の購入費
初めて一人暮らしをする場合は、新たに家具・家電を買い揃える必要があります。一般的には、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、炊飯器、電子レンジ、テレビ、収納家具、ベッド、寝具、テーブル、カーテンのほか、物件に備え付けられていない場合は、エアコンや照明なども必要になります。なお、これらをすべて買い揃えるならば、20~30万円程度の予算を確保しておくのがおすすめです。ただし、これらが中古品でも問題がない人は、フリマアプリやリサイクルショップを活用することで節約することができるので覚えておくと便利です。
一人暮らしを始める際の初期費用をまとめると以下のようになります。
・引越し費用 3万円〜10万円
・賃貸物件契約費用 家賃の4~6ヶ月分
・家具・家電の購入費用 20~30万円程度

一人暮らしをしながら収入の範囲内で計画的にやりくりをして、しっかりお金を貯めたいという場合は、以下のようなポイントを押さえ、支出を抑える工夫をしてみましょう。
・食費を抑える
食費は物価の高騰による打撃を受けやすいものです。しかし、上手に買い物をしたり、自炊をすれば節約できる費用でもあります。たとえば、旬のものを買うようにすれば、流通量が増えて価格が手頃になっている場合が多いです。また、自治体が発行しているプレミアム特典つきの商品券を利用するのもおすすめです。20~30%前後のポイントが上乗せされている場合があるので、上手に利用しましょう。
・光熱費を抑える
電気やガス、水道の無駄遣いをやめて費用を抑えるようにしましょう。家電のつけっぱなしや水道の流しっぱなしをなくすなど、地道な努力の積み重ねが節約につながります。また、冷蔵庫や洗濯機は省エネモデルを選んで購入するのもおすすめです。ほかにも、備え付けのものをそのまま使うのではなく、節水シャワーヘッドに変えることで水道代の節約も期待できます。
・携帯電話は格安SIMなどを利用する
格安SIMとは、大手キャリアよりも安い料金で利用できるSIMカードやeSIMのことです。大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しているため、大手キャリアのプランに比べて、月額料金が大幅に安くなることが多いので、通信費を抑えることが期待できます。最近では、SIMロック解除の手間が省ける端末も増えており、乗り換えやすくなっています。ただし、大手キャリアの回線を借りているため、時間帯や場所によっては通信速度が遅くなることがあるなど、デメリットもあるので慎重に検討しましょう。
・お金の使い方を把握する
家計簿をつけなくても、使いすぎが気になる費用だけメモするなど、1カ月の支出金額を振り返るようにしましょう。お金の使い方にはクセがあるものです。毎月一度は支出を確認するようにして、自分のクセを見つけるようにしましょう。ついつい加入しがちなサブスク費用など控えられる支出がないかを確認するようにするのがおすすめです。
一人暮らしを始める際に必要な費用についてご紹介しましたが、いかがでしたか。引越しや一人暮らしを始めるには、さまざまな費用がかかります。出費が抑えられるところを積極的に探して、理想の引越しや一人暮らしができるようにしましょう。
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