
電気とガスはそれぞれの会社と契約するのが一般的でしたが、電力・ガスの自由化に伴って電気とガスを1社にまとめるスタイルが増えつつあります。引越しのタイミングでぜひ検討したい電気・ガスのセットプランの状況について、首都圏・東海圏・関西圏を例に紹介します。
2016年の電力の小売全面自由化に続き、2017年にガスの小売も全面自由化されました。これを機に、様々な企業がガスや電気の小売りに新規参入したことで、引越しする際にも自由に電気もガスも選べるようになりました。
現在では、石油会社や通信業者、エネルギー産業、再生可能エネルギー産業などの業種でも電気・ガスの販売を行っています。このように電気・ガスの販売の自由化によって価格競争が起こり、お得なセットプランを展開するケースが増えてきたといえます。
●<メリット1>電気とガスのセット割引が適用される
販売業者によっては、電気とガスをセットで利用すると、それぞれ単独で契約するよりも安くなる可能性があります。電気代・ガス代は毎月必ずかかる費用なので、引越し先で月々の光熱費を節約できるのはうれしいものです。ただし、事業者によっては、電気とガスのほかにもインターネット回線との契約が必要になるなど、割引の条件を設定している場合もあります。事業者を選ぶ際は、自身のライフスタイルと照らし合わせながら慎重に判断することが大切です。
●<メリット2>支払いが一括できるのでラク
引越し先で電気とガスを同一の会社にまとめて契約すると支払いを一括できます。そのため、請求も一括して管理できるのがメリットと言えるでしょう。電気とガスの料金が別の支払いだと、支払い時期が異なったり、支払い方法をその都度変更する必要があったり、手間がかかります。ほかにも、電気とガスを同一の会社にまとめて契約することで、個別の開通手続きや支払い設定が不要となり便利です。
●<デメリット1>契約手続きがやや面倒
引越し先で電気とガスをまとめるデメリットとして、まずは手続きに多少の手間がかかることが挙げられます。電気とガスをまとめる場合、電力会社によっては一旦現在のプランを解約して、新たな契約を結ぶ必要があります。基本的にすぐ終わるのですが、人によってはこの流れが面倒と感じる場合もあるでしょう。
●<デメリット2>エリアが決まっている
新規参入した電力会社やガス会社は、サービスを提供する地域がある程度決まっているため、電気とガスをまとめたくても、引越しした地域によってはまとめられない場合があります。とくに都市ガスは、エリアが限られていることが多く、セット割の恩恵を受けられる人は限られてしまいます。

<1:東京ガス>
電気「基本プラン」は、使用量が多いほどお得度が上がるプランです。都市ガスとセットにすることで電気代が0.5%割引に。使用量に関わらず0.5%割引になるので、一人暮らしの場合など毎月の使用量が少ない方でも必ず安くなるのが魅力的です。また、同社は自社発電所を所有しており、高い供給安定性が望めるのも魅力といえます。
<2:CDエナジーダイレクト>
中部電力と大阪ガスが設立した、大手のノウハウを持つエネルギー企業です。一般的な家庭向けの「ベーシックプラン」、オール電化住宅に住んでいる方向けの「スマートでんき」、電気をたくさん使う家庭向けの「ファミリーでんき」、単身者向けの「シングルでんき」などのプランがあります。電気とガスをセットで契約すると電気・ガス代がそれぞれ0.5%割引になりお得。さらに、電気代に応じてポイントが貯まります。
<3:Looopでんき・ガス>
東京電力エリアに住む都市ガスユーザーが利用できます。基本料金、解約料金がゼロ円なだけでなく、電気とガスのセットを契約すると電力量料金の単価が1円割引になります。独自の「でんき予報」で料金の動きを簡単に確認することができ、安い時間もわかります。
<4:レモンガス>
電気とガスをセットにした「レモンガスでんき」は、低圧電灯をご契約の方を対象としたサービスで、電気代が毎月330円割引になり、年間で3,960円お得になります。また、電気「にこにこプラン」なら200kWhまでの電力量料金が定額に。使用量が多いほどお得度が上がります。
<1:東邦ガス>
中部エリアの大手ガス会社、東邦ガスが提案する電気とのセット。通常より安い電気料金プランを利用することができます。他にも、ガス機器を利用すると5〜10%の割引や、支払いに使えるポイントのプレゼントなどがあります。
<2:中部電力ミライズ>
中部電力ミライズの電気とガスをまとめて契約すると割引になる「カテエネガスセット」があります。東邦ガスの供給エリアで都市ガスを利用している全ての家庭向けの「カテエネガスプラン1」、キッチン・給湯・暖房でガス機器を利用している家庭向けの「カテエネガスプラン2」、主にガス温水床暖房を利用している家庭向けの「カテエネガスプラン3」などから選ぶことができます。

<1:関西電力>
電気料金メニュー「なっトクでんき」と関電ガス「なっトクプラン」を組み合わせたセットメニュー「なっトクパック」があります。電気・ガスの料金・使用量を過去にさかのぼってグラフで確認することができます。また「はぴeポイント」に登録すると、400種類以上のアイテムや他社ポイントに交換することができるポイントが、電気・ガスの利用料金に応じてたまります。
<2:大阪ガス>
大阪ガスの都市ガスを使用していて、新たに電気をセットで使う場合には「ベースプランA-G」がお得。370kWh/月利用する家族の場合、関西電力の電気料金と比較して年間約4900円がお得になります。また、ライフイベントに合わせた「新生活応援プラン」「ファミリー応援プラン」なども用意されています。
いかがでしたか? 電力とガスがそれぞれ小売全面自由化されたことに伴って、電気とガスを1社にまとめることでお得になるケースがあることがわかりました。引っ越しを機に、ライフスタイルを考えて契約を見直してみるのもおすすめです。
