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公園近くに引っ越す際に知っておきたいこと 不動産関連情報

せっかく新しい場所へ引っ越すなら、環境のいいところに住みたいですよね。
例えば、近所に散歩ができるような大きな公園がある場所には、ちょっと憧れてしまいます。
とはいえ、公園が近くにあると、昼間はいいけれど夜は人気が無くなりちょっと怖いと感じる人もいるようです。
そこで、今回は公園の近くに引っ越す際のメリットやデメリットについて紹介します。

緑豊かな公園の近くに住むというのは健康的なイメージがありますよね。でも、本当に健康的になれるのでしょうか？　

アメリカの環境団体が2000年から2008年の間、アメリカの女性を対象に住んでいる緑地の量と死亡率の因果関係について調査すると、緑地の量が多い地域に住んでいる女性の方が、がんになるリスクが低く、長生きするという結果が得られました。

参考:
https://natures.natureservice.jp/2016/12/18/4470/

研究結果によれば、緑地が身近にあることで大気汚染が軽減されます。また、公園などが近くにあることで、散歩やジョギングなどの運動をするきっかけを与えてくれます。さらに、緑は見るだけでも心理的にストレス軽減の効果があるため、公園などを眺められるところに引っ越すことだけでもストレス軽減につながることが分かっています。

公園の近くに引っ越すことが健康によいことはわかりました。それだけでも大きなメリットではありますが、その他にどんなメリットが考えられるでしょうか？

●子どもやペットを簡単に遊ばせることができる
子どものいる家庭の場合には毎週末、子どもをどこに連れて行こうかと頭を悩ませる家庭が多いものです。近くに公園があるだけで、子どもを連れてちょっと遊びに行けたり、子どもだけでも遊んでくれたりするので、助かりますね。
また、ペットを飼っている人もワンちゃんのお散歩が気軽にできるので、とても助かりますよね。

●休日の楽しみが増える
大きな公園の場合には、BBQエリアやスポーツ施設などが併設されているところも多いので、休日の楽しみ方の幅がぐんと広がります。

●猛暑対策にもなる
気候変動による影響で年々、気温の上昇が懸念されていますが、アスファルトやコンクリートなどの放射熱の高い都市部と比較すると、緑地や公園の周辺は気温が低くなります。そのため、公園の近くに引っ越すだけで夏も比較的快適に過ごせます。

●日当たりがよくなる
公共の公園に隣接するマンションの人気が高いのは、日当たりや眺望が良いためです。単なる空き地などと違って埋め立てられたり、日差しを遮るような建物が建てられたりする可能性がきわめて低い点も魅力と言えます。

●災害時の避難場所に
大きな公園は災害時の避難場所に指定されていることも多く、公園の近くに住むこと自体、災害対策に役立つと言えます。また、火災などの時に公園は延焼を防ぐ役割があるので火災被害に遭う可能性も低くなると言えるでしょう。

公園の近くに引っ越すとさまざまなメリットがあることが分かりました。しかし、公共の場はさまざまな人が集う場所だけに、デメリットもあるようです。

●騒音に悩まされる可能性
公園は休日の朝から、子どもたちのはしゃぐ声が賑やかです。休日くらいはゆっくり寝たいと思ってもなかなかそうはいかないようです。また、夜は夜で若者たちがはしゃぐことも少なくありません。

●イベントなどで利用されると自宅の前が渋滞に
大きな公園の場合には、休日にイベントやお祭りなどの会場になることもしばしば。そのたびに、公園の周辺は人でごった返し、周辺道路で渋滞が起きる場合があります。騒音とともに、自分たちが出かけたい時に自宅前が渋滞になるとかなりストレスに感じそうです。

●鳩などの糞に悩まされやすい
公園につきものなのが、鳩。そのため、公園の近くに住んでいる人の多くが鳩などの動物の糞に悩まされる場合があります。また、公園はイヌの散歩などにもよく利用されるので、心無い飼い主によって糞が処理されない場合は、その臭いなどに悩まされる場合もあるようです。

●蚊などの虫の被害も
緑が豊かな公園であればあるほど、虫の被害が出る可能性があります。虫が嫌いという人には向かないかもしれません。

●暗がりなので犯罪などが不安
夜の公園は暗がりになりがちなので、痴漢やひったくりなどの犯罪が起きやすくなります。公園を通り抜けた方が近道という場合もあるでしょうが、街灯が暗かったり、公園のトイレが近かったりする場合には細心の注意が必要です。