次の引越し先は「木造マンション」?今、木のマンションが注目されている理由 引越しなら0003の[アーク引越センター]ちゃんとしたお引っ越し

次の引越し先は「木造マンション」?今、木のマンションが注目されている理由

次の引越し先は「木造マンション」?今、木のマンションが注目されている理由

近年、全国各地で木造のマンションの竣工が相次いでいます。木造の集合住宅というと大規模な建物ではなくアパートなどの中小規模の建物を想像しますが、「木造のマンション」とはいったいどのようなスタイルの建物で、なぜ注目されているのか。次に引っ越すなら「木造マンションがいい」という時代が来るのでしょうか?

背景にあるのは、SDGsに関する取り組み

背景にあるのは、SDGsに関する取り組み

近年、全国各地で木造マンションが増えている背景には、CO2削減問題に関するSDGsへの取り組みがあります。
SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」について、国土交通省は「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」を推進しており、分かりやすく言えば、「木材を大量に使用する大規模建築計画に対して政府が助成金を出す」という事業です。

参考:
国土交通省報道発表資料

例えば、三井不動産、三井ホームグループ、竹中工務店によって2025年竣工の木造オフィスビルが東京都中央区で計画されていますが、これは地上17階という高層ビルです。こんな高層ビルが木造で大丈夫なのかと心配になりますが、ほとんどの物件は耐震・耐火のために鉄筋コンクリートを配したハイブリッド構造となっています。

参考:
三井不動産2020年ニュースリリース

木造工法によりかなりの脱炭素が実現

森林を伐採して木材を作ると木々が減るので、CO2削減にはならないと思われますが、実は木材は燃やさない限り二酸化炭素を内包したままになります。そのため、木造建築を増やすことは、鉄筋コンクリートなど他の工法よりも圧倒的に炭素を貯められ、同時に二酸化炭素の排出を大幅に削減できます。林野庁の「令和元年度森林・林業白書」によると、工法別の住宅1戸当たりの炭素貯蔵量と材料製造時の二酸化炭素排出量を他の工法と比較すると以下のようになります。

●炭素貯蔵量

木造:6トン
鉄骨プレハブ住宅:1.5トン
RC(鉄筋コンクリート)住宅:1.6トン

●材料製造時の二酸化炭素排出量

木造:5.1トン
鉄骨プレハブ住宅:14.7トン
RC(鉄筋コンクリート)住宅:21.8トン

このように脱炭素を推進するのに最適な工法が木造建築ということで現在注目を集めています。
SDGsに関心の高い方にとって、新しい引越先の選択肢となりそうですが、メリットやデメリットについても考えてみましょう。

木造マンションのメリット

木造マンションのメリット

二酸化炭素排出量を削減できるとして注目を集めている木造マンションですが、木造建築にするメリットはそれだけではありません。以下に木造マンションを建てるメリットについて、列挙します。

●建設費用が抑えられる

木材は鉄骨やRCよりも軽量のため、基礎工事における労力を軽減できることから建設費用を抑えられるというメリットがあります。

●国内林業の活性化につながる

近年、国産木材の利用量が減り、林業の衰退が顕著になっています。国産の木材を使って木造マンションが多く建つことで、日本の森林資産の循環が活発化でき、林業の活性化につながると考えられています。

●体に優しい

木造は木のぬくもりや温かみがあります。また、自然素材なのでシックハウス症候群の原因ともされるホルムアルデヒドの危険性を軽減できるほか、木造ならではの自然な調湿機能や通気性、紫外線の吸収といった人体に優しい点が喜ばれています。

木造マンションのデメリット

「木の家」と聞いてデメリットなどあるのだろうかと思う人もいるかもしれませんが、ある程度高層のマンションとなるとデメリットもあります。

●耐震・耐火性の問題

木造マンションと言っても基礎の部分や耐震壁などはやはり鉄筋コンクリートの強化部材に頼らざるを得ません。また、木材の割合が増えるほど、耐火性の問題も否めません。もちろん、それらの問題を克服すべく建設会社各社が工夫を凝らしていますが、相対的には鉄筋コンクリートの方が災害に強いと言えるでしょう。

●冷房/暖房の気密性が低い

鉄筋コンクリートのマンションに比べると、通気性が高いだけに気密性が低く、冷房や暖房が効きにくいというのが難点として挙げられます。

●家賃が割高になることも

木造になれば建設費が安くなるため家賃も抑えられると思う人もいるかもしれませんが、国産の木材は輸入木材よりも比較的高いことが多いため、実際には家賃が高くなってしまうことも考えられます。また、中高層マンションなどの場合には、木材の質も吟味され、ある程度高級なマンションとなる可能性もあるため、木造だからといって家賃が下がるとは限りません。

●耐久性の問題

鉄筋やRC構造に比べるとどうしても木材は耐久年数で劣ってしまいます。そのためアパートなどの低層住宅であれば、修繕はそれほど大きな問題とはなりませんが、中高層のマンションとなると修繕費用が高くなる可能性もあります。

木造の高層はあくまで木材比率が向上したもの

いかがでしたか?このように木造マンションにはメリットもデメリットもありますが、注意したいのはやはり木材の利用割合というところでしょう。
冒頭でも紹介したように木造高層建築物の重要な耐性部にはやはり鉄筋コンクリートが使用されており、全体的な木材比率が上がったに過ぎないということが言えます。それでも木材使用量は飛躍的に上がっているため、炭素の貯蔵や二酸化炭素排出に貢献しています。

このように、木材をたくさん使いつつ安全面に配慮された高層マンションやオフィスビルは今後も増えていくことが予想されていますので、新たな引越し先の選択肢として検討してみましょう。

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