
一般的な賃貸マンションではなく、趣味やライフスタイルに特化した「コンセプト賃貸」はまだまだ進化中。サウナ付きマンションや、小商いスペースを用意した賃貸物件、IoTでセキュリティと暮らしのアップデートをしてくれるIoTマンションなど、引越し先として注目を集めているコンセプト賃貸のトレンドを紹介します。
近年、耳にすることも多くなった「loTマンション」。
「IoT」とは「IoT(Internet of Things)モノのインターネット」という意味です。この「モノ」とは、洗濯機や冷蔵庫、テレビなどの家電製品から、家そのものまで、身近にあるさまざまなモノのこと。これらのモノがインターネットにつながることをIoTと呼びます。
家の中のモノがインターネットにつながることで、外出先からでも家電の操作ができたり、家の中の状態をチェックすることができるのです。このような便利な機能を持つ「IoTマンション」は、引越し先として注目を集めています。例えば大阪にある「フェーリス北堀江」には、スマートロックや宅内用カメラ、ドア窓センサーなどが完備されており、セキュリティ面でも安心です。
「小商い賃貸」とは、家で働くための小さな空間と住まいが一体となった賃貸住宅のこと。カフェや雑貨店などのショップ、またはカメラマン・デザイナー・税理士・弁護士・起業家などとして働くケースを指します。
例えば、「ワク賃047」は「働きながら暮らす」をコンセプトにした物件。1階に菓子工房付き住居があるほか、2階の2室は店舗を訪れるお客さまが出入りしやすいよう外階段が設けられています。小商いや事務ワークをしながら暮らすにはどのような間取りや設備がよいか、全室にわたって考慮し、設計されています。
温泉どころとして名高い大分県別府市には、温泉付きの賃貸物件があるそう。タイプは、大きく分けて2種類。一つは、複数の住戸で一つの浴場を使用する共同浴場タイプ。そして、一つの住戸で一つの浴場を使用する専用温泉タイプです。
専用温泉タイプは一戸建て住宅に多いそう。いずれにしても、自宅に温泉があるので、早朝から深夜まで時間を気にせず好きな時にいつでも温泉に入れるのが良い点。また、温泉が出る蛇口は水道とは別の蛇口のため、蛇口から出る温泉は大抵定額となり、水道代やガス代の節約にも繋がるのだとか。

バルコニーでミニ菜園を楽しむケースも多いですが、ミニ菜園よりもさらにスケールの大きな家庭菜園が付いた物件もあります。しかも、家庭菜園は物件の屋上にあるので開放感に溢れています。心地よい風と共に空を間近に感じながら行う作業は、爽快そのもの。例えば東京都大田区にある「ワク賃024」の場合、部屋ごとに畑が用意されています。仕切りはないので、土いじりをしながら、ご近所さんとのコミュニケーションの場としても活用できそうです。
最近では、お気に入りのサウナに通うだけでなく、自宅でゆったり楽しみたい、という人も増えています。そんな声に応えて、浴室に付属したミストサウナ付きの物件はもちろん、本格的なドライサウナ付きの物件も登場しています。住居スペースと同じ建物内にサウナがある物件、共用部にサウナがある物件、各部屋の中にサウナがある物件などスタイルも様々。自分のライフスタイルに応じて引越し先の候補に入れてみるのもおすすめです。
体力作りやリフレッシュを楽しめるフィットネス。自宅で気軽にできたらより健康的な生活が送れそう。
そんな願いを叶えてくれるフィットネスジム付きのコンセプト賃貸もあります。
ランニングマシンやフィットネスバイク、トレーニング機器が共有スペースにあるケースから、各部屋に設置されているケースも。その多くが、家賃や共益費にジムの管理費も含まれているケースがほとんどなので、利用料金を考えず気軽に通えることが最大のメリット。入居者だけが利用するので、セキュリティ面も安心です。自分のペースで運動を習慣化することができます。

単にペット飼育可というだけではなく、ペット専用の設備を装備するなど、ペットの育成に着目したコンセプト賃貸も登場しています。例えば、部屋の匂いに着目してイオン発生器を設置していたり、玄関扉脇にフックを設置する、また居住スペースに影響の少ない収納下などにペットが落ち着けるペットスペースを設けるなど、ペットに嬉しい配慮が至る所にみられます。他にも、リードなしでワンちゃんが遊べる共有のドッグランスペースや、屋内に入る前に汚れを落とせる足洗い場を設置したコンセプト物件などもあります。
自分の趣味やライフスタイルにこだわった空間が魅力のコンセプト賃貸。引越し先に選ぶと、同じコンセプトを持つ、新しい仲間に出会えるチャンスにも繋がりそうです。コンセプトのジャンルも年々、幅が広がっているので、引越しの時には、自分のこだわりで探してみるのもおすすめです。
