引越しの準備はOK?前日までに
やっておきたい準備まとめ
引っ越しの準備もいよいよ大詰めとなる引越前日。翌日の本番に向けて、最終的な確認がいろいろと必要になります。
そこで今回は、引っ越しの準備でやり残したことがないかを確かめるための「前日までにすること」について紹介します。意外と忘れがちなことも出てくるのでぜひご一読を!
引越し業者からの最終確認は、引越しの2日前~前日に電話があるのが一般的となっています。引っ越し日時の最終確認、および見積もりの段階から荷物が増えていたりしないかなどを聞かれます。
引越しに関して何か心配事がある場合は、ご自身で連絡しても問題ありません。その際に確認しておきたい主な項目は次の6つです。
●引っ越しの日時
●旧居と新居の住所
●サービス内容(プラン内容、付属サービス、オプションなど)
●料金や支払い方法
●疑問になっていること
●見積もり時より変更があったこと
引越前日までに新居に持っていくためのものをすべて梱包してしまったという人はいませんか? 引越し当日に使うものはギリギリまで箱には詰めないように気をつけましょう。
それでは、どのようなことに気をつけておけば良いのでしょうか?
最後の片付けに必須の掃除用具を準備しよう
掃除用具は旧居の荷物をすべて搬出した後に掃除をするので必要ですし、新居に着いてからの掃除でも使います。そのため、掃除機やホウキ、雑巾、拭き掃除用の洗剤などは最後まで箱詰めしないようにしましょう。
引越当日の作業に必要な小物も準備しておこう
引越当日にはさまざまな作業がありますが、ゴミ袋、軍手、ガムテープ、ハサミ、カッターなど梱包に必要な小物は別に置いておきましょう。
”最後の箱”を準備しておこう
「最後の箱」はトイレットペーパーや風呂周りの品、歯ブラシ、携帯電話の充電器など毎日欠かさず使うものを入れるためのものです。この最後の箱を1つ用意しておけば、引っ越しギリギリまで使うことができるほか、新居でもすぐに使うことができますよね。
また、旧居の片付けの時に意外と小物が出てくることがあるので、少し大きめの箱を準備しておくと良いでしょう。
通帳や印鑑、財布といった貴重品は、引越し業者に預けず、自分自身で新居に持ち込むことが原則となります。ですから、なるべく持ち歩けるよう自身のカバンに入れるなどしましょう。また、その際に気をつけたいことを以下にまとめてみました。
現金を用意しておこう
引越し当日は引越し業者に支払うための現金を用意しておくと良いでしょう。また、新居に向かうまでの交通費や食費、公共料金の支払いなど現金が必要な場面があるので、前日までに用意しておきましょう。
貴重品は補償の対象外に!?
通帳や印鑑、貴金属などの貴重品は引越し業者の補償対象外となります。そのため、運搬時の紛失など、トラブルを避けるためにも自身で持ち運びすることを心がけましょう。また、貴金属や高価な絵画、骨董品などをお持ちの方は、専門の業者に依頼することをオススメします。
引越前日の作業で忘れがちなのが冷蔵庫および洗濯機の「水抜き」。
冷蔵庫も洗濯機もギリギリまで使用する家電ではありますが、水抜きをしないと荷物を濡らしてしまう可能性があるので忘れないようにしましょう。ここでは、一般的な作業方法について紹介します。詳しくはお持ちの製品の取扱説明書をご参照ください。
冷蔵庫の水抜き
引っ越しの前日までに冷蔵庫の中身は空にしておき、寝る時にはコンセントを抜きましょう。冷蔵庫には水受け用のトレイまたはタンクが底についているはずなので、その水を捨てれば水抜きは完了です。また、よく忘れがちなのが製氷機の氷。氷や冷凍室に付いた霜なども拭いておきましょう。
洗濯機の水抜き
蛇口を閉め、水が出ないようにしてから、自動スタートします。1分ほど回したら電源を切り、給水ホースを外します。それから再度電源を入れて「脱水」をかければ大丈夫です。
冬場の引っ越しの際は石油ストーブの灯油にも注意しましょう。灯油がこぼれて荷物が汚れてしまうほか最悪の場合は発火という事態にもなりかねないので非常に注意が必要です。
石油ストーブの灯油の抜き方
石油ストーブの灯油を抜くには完全になくなるまで使い切るのがベストです。取扱説明書を見ながら空焚きにして完全に灯油を使い切りましょう。また、かなり残っている場合には、ポンプなどを使ってポリタンクに灯油を移しましょう。
ポリタンクに残った灯油の処理
危険物扱いとなる灯油は引越し業者によっては運んでもらえない場合もあります。その場合は使い切るか、ガソリンスタンドに処理を頼むか、ご近所さんに譲る方法もあります。ご自身で車に積んで運ぶ際は注意が必要です。
引っ越し作業中はご近所に迷惑をかけてしまうこともあるため、新居のご近所さんには挨拶をしておくと良いでしょう。「当日はご迷惑をおかけします」と一言伝えておけば、ご近所トラブルを予防できます。
挨拶品は何が良いの?
ご近所さんへの挨拶品は手軽なもので、かつ日用品が喜ばれます。例えば、タオルや洗剤、お菓子などが一般的で、相場は500円~1000円くらいのものと言われています。
挨拶回りの範囲は?
マンションやアパートなどの場合は、両隣り・真上・真下の階、管理人の5軒、戸建の場合は両隣り・向かい・真裏のお宅の4軒が一般的です。
挨拶回りに行く時間帯は、夕方の16時~18時くらいまでがベターと言われています。
また、訪れたご近所さんが不在だった時は「手紙」をポストに入れておくと良いでしょう。
挨拶品は後日またはドアノブにかけておいても問題ないでしょう。
引っ越しの前日はどうしても荷物のことばかりが気になりがちですが、しなければといけないことが多くあるものです。また、引っ越しの挨拶は新しい生活を気持ちよくスタートさせるための第一歩となるので、その準備も怠らないようにしましょう。