富山
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優遇・支援制度
富山
富山の基本情報
富山県は北陸地方の県の一つで、日本海(富山湾)と飛騨山脈(北アルプス)に囲まれています。面積は約4,247km2で、人口は約109万人。県庁所在地は富山市(約42万人)です。石川県、岐阜県、長野県、新潟県と隣接しています。「県の花」はチューリップ、「県の鳥」はライチョウです。県東部の魚津市は蜃気楼が見える街として全国的に有名です。
チューリップの栽培が盛んな県として知られるほか、黒部ダム、剣岳、白川郷・五箇山、蜃気楼などの観光資源が豊富な県でもあり、観光客からの高い人気を誇ります。引っ越した後は、海と山の大自然を大いに満喫できます。また、室町時代が起原とされる「富山の薬売り」が有名で、製薬関連の企業も数多く存在しています。
富山平野、砺波平野といった平野部では米の栽培が盛んで、農業用の耕作地に占める水田率は95.9%で全国1位です。米のほかには、チューリップやスイカの栽培が盛んになっています。県内には北アルプスなどの山々がありますが、林業はあまり盛んではありません。というのも、山地の多くが国立公園などに指定されているためです。その一方、精密部品や工業機械、造船、製薬などの製造が盛んで、日本海側屈指の工業地域でもあります。
県内でとくに盛んな産業が医薬品の製造です。県内での薬の製造は、なんと16世紀から伝わっているもので、江戸時代以降は「越中の薬売り」と呼ばれる薬種問屋の行商で知られています。その流れを受けて、現在でも医療用医薬品や薬品原料、漢方薬のメーカーのほか、研究施設などが多く存在しており、活発に活動しています。これらの企業は不況にも強く、富山県の経済をしっかりと支えています。
富山県は、先ほどご紹介した水田率のほかにも、さまざまな分野で日本一になっています。もっとも有名と思われるのが、持ち家率です。その理由ですが、県内では昔から自分の家を持つことで一人前と認められていたことが影響しているようです。持ち家率だけでなく、家の述べ床面積も日本一と言われています。さらに、勤労者世帯の1ヶ月当たりの実収入や貯蓄率でも上位にランキングされており、人々が勤勉で、節約家であることが分かります。ちなみに、日本で一番で魚介類の消費額が多いのも富山県だそうです。
富山の優遇・支援制度
県内の各市町村で実施されている各種優遇・支援制度としては、大学に進学する子どもを持つ多子世帯向けの融資制度「がんばる子育て家庭支援融資」があります。大学、短大、専門学校などに就学する子どもがいる家庭で、かつ、子どもが3人以上いる場合、1.335%という固定金利で学費等に使える資金を融資してくれます。
この融資制度では、自宅通学の場合は300万円/1人、自宅外通学の場合は500万円/1人が融資され、返済期間は10年以内となります。制度を利用するには、県内に1年以上居住し、1年以上同一事業所に勤務するなどの条件があります。
その他にも子育て世帯やリフォームを検討中の世帯への住宅取得・リフォーム支援として「住みよい家づくり資金融資」という制度もあります。新築だけでなく、中古住宅の購入、リフォーム、耐震補強も対象になる便利な制度ですので、引っ越し先となる富山県で家を探すなら、この制度を利用してみましょう。