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優遇・支援制度
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滋賀の基本情報
滋賀県は近畿地方の内陸部に位置する都道府県の一つで、日本一大きな湖である「琵琶湖」があることで知られています。面積は約4,017km2、人口は約141万人。県庁所在地は大津市(約34万人)です。京都府、福井県、岐阜県、三重県と隣接しています。「県の花」はシャクナゲ、「県の鳥」はカイツブリです。
日本一大きな湖である琵琶湖があるため、広大な面積を有しているようなイメージがありますが、実際には日本で10番目に狭い都道府県となっています。近年、滋賀県は近畿の中心地である大阪府、隣接する京都府のベッドタウンとして発展しており、県南部では人口の増加率が高くなっています。JR線を利用した場合、大阪・京都に通勤しやすいため、都市部に比べて住環境の良い滋賀県に引っ越しをする方が増えています。県北部は山地が非常に多く、冬には大雪が降る地域もあります。
京都や大阪の文化圏に属していますが、その一方で、東西の文化が分岐する県でもあります。西日本の言葉や食べ物などの文化が、県内からお隣の岐阜県に差し掛かる辺りで大きく変わってくるのです。また、鎌倉時代以降にこの地を中心に活動した「近江商人」発祥の地とされており、滋賀県発祥の有名企業も多数存在しています。
観光名所として忘れてならないのが、大津市阪本町にある延暦寺です。隣接する京都府との県境にそびえる、標高848メートルの比叡山全体を境内にする寺院で、最澄が開いた天台宗の総本山でもあります。また、大津市の石山寺も名刹の一つで、749年に建立された真言宗寺門派の総本山です。1579 年に織田信長によって建てられた安土城がありますが、その城跡も名所として定着しており、安土・八幡の水郷には、織田信長の墓碑が残されています。
滋賀県に引っ越しをした方は、近江地方の人々の商売人を尊敬する気風に気付くかもしれません。江戸時代、近江では農民の子弟を京都や大阪の商家に丁稚奉公させることが多く、のれん分けをしてもらうことで近江商人の伝統が作られてきました。近江商人の末裔には、現代の実業界における大物が名を連ねています。この地域の人々は、好奇心旺盛で新しいものにはお金を惜しまない気質があると言われているのは、近江商人の特徴である進取の気風から来るのでしょう。
滋賀の優遇・支援制度
県内の各市町村で提供されている、各種優遇・支援制度ですが、近江八幡市では「近江八幡市すくすく育児支援金」の制度があり、近江八幡市で第3子以降を出産した家庭に対して、8万円の出産祝金が支給されます。この支援金の支給対象となるのは、近江八幡市に住んで1年以上、18歳未満の子どもを3人以上養育しているなどの条件があります。詳しくは、近江八幡市役所・福祉子ども部までお問い合わせください。
自宅などに太陽光発電施設を設置する場合、そのための補助金を支給する「滋賀県個人住宅用太陽光発電導入・省エネグリーン化推進補助金」といった制度も用意されています。発電量1kWあたり3万円の補助(上限12万円)を受けることができます。その他に、県内の各市町村では、子ども医療費助成制度が設けられており、自己負担金無し、あるいは少額で子どもの医療費の面倒を見てもらえます。引っ越し先の各市町村で内容は異なりますので、役所の担当部署に問い合わせてみましょう。