佐賀
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優遇・支援制度
佐賀
佐賀の基本情報
佐賀県は九州地方の北西部に位置する県で、日本海と有明海に面しています。面積は約2,439km2で、人口は約85万人。県庁所在地は佐賀市(約24万人)です。東部は福岡県、西部は長崎県と隣接しており、有明海を隔てて熊本県とも隣接しています。「県の花」は楠の花、「県の鳥」はカササギです。
佐賀県は日本のなかでも農業が非常に盛んな県の一つです。県の面積の20%以上が耕地となっており、耕地の利用率は日本一となっているほどです。米(コシヒカリ、ヒノヒカリなど)やイチゴ(とよのか、さがほのか)の産地としても有名です。あまり知られていませんが、麦や大豆の生産量も全国トップクラスで、ハウスみかんの生産量は1位です。
1989年に発見された吉野ヶ里遺跡は、わが国考古学の歴史上きわめて重要な発見の一つで、その広大な遺跡の発掘調査によって、弥生時代中期には佐賀県を中心とした九州北部に一大集落があったことが分かっています。なだらかな山腹に広がる茶畑の中にある嬉野温泉は、全国的にも人気の癒し系の温泉スポットです。また、そこで栽培される「嬉野茶」は、軽い味わいの良質なお茶として、県民をはじめ多くの人々に愛飲される名茶の一つです。
唐津湾に臨む虹の松原は、県を代表する景勝地の一つで、黒松の美しい木立や奇岩が名高く、夏には見事なまでの白砂の浜に海水浴客が押し寄せます。もう一つの見逃せない自然の景勝地として、七ツ釜があります。ここには玄界灘に臨む七つの海食洞があり、すべて国の天然記念物に指定されています。東松浦半島の北部にある波戸岬周辺の海は、玄海海中公園に指定され、さまざまな熱帯魚やアカサンゴが自生する自然のままの豊かな海が広がっています。
陶磁器の産地としても名高く、伊万里焼、有田焼、唐津焼といった名品は、日本全国の陶磁器の愛好家から高い人気を博しています。毎年4月29日から5月5日に催される有田の陶器市には、全国のから数多くの陶器ファンが訪れます。佐賀県での陶磁器の歴史は、豊臣秀吉による朝鮮出兵が行われた17世紀に始まったとされています。国の重要文化財に指定されている作品も多く、最高級の陶磁器としての地位を確立していますが、高額なものばかりではなく、普段の生活に使える陶磁器の生産も盛んです。引っ越しをする方は、普段使いの食器にもこだわりを持ってみるのも良いでしょう。
佐賀の優遇・支援制度
県内各地の各種優遇・支援制度をご紹介しますと、子育て世帯にとってとくに嬉しい制度が「子育てとくとく会員」です。この制度は、小学校入学前の子どもを持つ子育て世帯を対象に、消費税サービスや、子どもが喜ぶお菓子・風船などのプレゼント、便利な設備の利用といった各種応援サービスを提供しています。日用品の買い物をする場合や、理美容、クリーニングといった生活に密着した場面で、便利に利用できます。
「住みたい佐賀の家づくり促進事業」という制度もあります。この制度は、県内産の木材を使った新築住宅の建築・購入、既存住宅の耐震リフォームなどの場面で利用できる制度です。県指定の金融機関での住宅ローンの借り入れや、前年度の年収が1,200万円以下であることなどが条件となっています。この制度を利用したい方は、県の県土づくり本部にお問い合わせください。