長崎
引越し先のご当地情報&
優遇・支援制度
長崎
長崎の基本情報
長崎県は九州地方の最も西に位置する県で、佐賀県と隣接する県東部以外はすべて海に囲まれています。県の面積は約4,104km2で、人口は約141万人。県庁所在地は観光都市としても有名な長崎市(約44万人)です。陸上からは佐賀県、海上からは熊本県と隣接しています。「県の花」は雲仙ツツジ、「県の鳥」はオシドリです。
多くの島がある県としても有名で、県の総面積の3分の1近くは、多くの沖合の島々で占められています。代表的な島としては、日本で6番目に大きな島となる対馬、五島列島、壱岐島があります。引越先となる長崎県は、江戸時代に外国との交易を禁止する鎖国政策が実施されてからも、国際的な港湾都市として栄えていました。県庁所在地である長崎市は、当時の面影を今に残す日本有数の観光都市として、多くの観光客を集めています。
県庁所在地となる長崎市は、港がある丘に広がる静かな坂の町であり、中世に端を発したわが国におけるキリスト教の中心地として、歴史上重要な役割を果たしてきたことでも知られています。市内には二つの大規模なカトリック教会があり、美しいステンドグラスの窓で有名な大浦天主堂は、1597年に殉教した26人のキリスト教信者を記念して1864年に建てられた日本最古のゴシック様式の建物です。また、原爆によって破壊され、1959年に再建された浦上天主堂は、1,500人を収容する規模を誇り、教会内部には昔のままの「長崎の鐘」が保存されています。
長崎市や佐世保市といった大規模な港湾都市のほかにも、たくさんの港があります。県内の港の数は80以上にものぼり、日本の港の数の7%にもなります。主要産業の一つに造船がありますが、旧日本軍の巨大な戦艦として有名な「武蔵」が建造されたのも長崎です。広島県の広島市と共に、世界でたった2か所の被爆地であり、平和祈念像や浦上教会では、多くの人々が平和への祈りを捧げています。
長崎の人は、おおむね開放的でのんびり屋が多く、さっぱりとした明るい性格だと言われています。昔ながらの男尊女卑の考えが強いと言われる九州ですが、長崎の人にその発想は当てはまりません。1960年の第一次池田内閣に誕生した日本初の女性大臣(厚生大臣)中山マサが、引っ越し先となる長崎出身であることからも、早い段階から長崎には、現代のように性別に関係なく女性も自己主張できる風潮があったことがわかるでしょう。
長崎の優遇・支援制度
引っ越し後の生活がサポートされる、各種優遇・支援制度をご紹介しますと、たとえば、子育て世帯への支援の一つとして、「ながさき子育て応援の店」といった子育て世帯への支援制度があります。この支援制度は、小学校入学前の子どもがいる世帯に割引サービスやプレゼントなどを提供する「とくとくサービス」と、授乳コーナーやベビーカーの貸し出しを行う「すまいるサービス」の二つがあり、乳幼児の子育てをする世帯をサポートする取り組みとして定着しています。引っ越し先が長崎県に決まった子育て世帯の方は、この制度を利用してみましょう。