京都
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優遇・支援制度
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京都の基本情報
京都府は近畿地方の都道府県の一つで、長期間にわたって日本の政治・文化の中心地として栄えてきました。面積は4,613km2で、人口は約263万人です。府庁所在地は政令指定都市でもある京都市(約147万人)で、大阪府、兵庫県、滋賀県、奈良県、福井県、三重県と隣接しています。「府の花」は、しだれ桜、ナデシコ、嵯峨菊、「府の鳥」はオオミズナギドリです。
794年の平安遷都以降、江戸時代に入るまでの間に、日本の中心として大いに繁栄し、現在も日本という国のイメージをもっとも色濃く残している京都府。京都市内だけでなく、府内のいたるところに歴史的な建物や街並み、文化、風習が残っていることもあり、引っ越しをする方は、ちょっと特別な場所に住むという感覚があるかもしれません。
京都府は日本の伝統文化や伝統工芸が脈々と受け継がれ、歴史遺産の多い土地として世界中に知られており、日本全国はもちろん、世界中から数多くの観光客が訪れます。国際的な観光地である京都府には、日本を代表する最先端技術を持つ大手企業が数多く存在しており、古いものと新しいものを融合させながら、着実に発展を続けています。
京都市は東京に次いで大学が多い都市であり、全国から集まる学生たちが暮らし、学びながら、音楽やファッション、生活スタイル等の新しいトレンドを街にもたらしてきました。それに伴い、昔ながらの歓楽街である祇園や先斗町界わいの町屋が、今はおしゃれにリニューアルし、洗練されたカフェやファッションアイテムの専門ショップに生まれ変わっています。そんな歴史に溶け込む新しい顔も、これから引っ越しをする人にとって、見逃せない魅力となるでしょう。
京都人はよそ者に冷たく、儀礼的な面があるとされますが、いったん心を許し合う仲になると、心の通った付き合いが長く続くと言われます。また、伝統を重んじる保守的な面が強い一方で、勉学意欲が盛んで新たな知識やアイデアを積極的に取り入れようとするそうです。東大より京大から多くのノーベル賞出ていることや、京セラ、任天堂、オムロンなど、京都に本社を置く世界的なハイテク企業が多いのも、学問好きな京都人の気質や風土と深い関わりがあるのかもしれません。
京都の優遇・支援制度
府内での引っ越し後の生活に役立つ各種優遇・支援制度を見てみますと、住宅の建設や購入、賃貸住宅の入居に対する支援が挙げられます。たとえば、住宅金融支援機構の融資を受けて住宅を建設する場合は、「京都府住宅建設資金融資制度」を利用できます。そのほかにも、「府内産木材使用住宅」「地域優良木造住宅」への融資などもあります。
府内でお得に住宅を借りられる制度が「たいあっぷ住宅」です。いわゆる「特定優良賃貸住宅(とくゆうちん)」と同様の制度で、中堅所得者層向けの賃貸住宅の賃料の一部を、都府が補助してくれるという制度です。この制度を利用するには、所得などの各種条件が定められていますので、府の住宅課にお問い合わせください。