高知
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優遇・支援制度
高知
高知の基本情報
高知県は四国の太平洋側に位置する県で、面積は7105km2、人口は約77万人となっています。県庁所在地の高知市(約34万人)は、2006年にヒットしたNHK大河ドラマ「功名が辻」で有名になった、山内一豊が基礎を築いた街です。幕末の志士として有名な、坂本龍馬の出身地でもあります。「県の花」はヤマモモ、「県の鳥」はヤイロチョウです。
太平洋に沿って東西に伸びていることや、「カツオのたたき」が名物であったり、桂浜の砂浜の映像がしばしばテレビなどに登場したりするため、「高知=海」のイメージが非常に強くなっています。しかし、実際には面積の約90%が山地という、非常に険しい県土となっています。また、台風が上陸・通過することも多いことも特徴です。そのように聞くと、引っ越しを敬遠されそうですが、温暖な気候が何よりの魅力。日照時間も全国で常に1位、2位に位置するほど、太陽の陽ざしに恵まれた土地なのです。
温暖な気候を活かした農業が盛んな高知県は、なす、ししとう、しょうが、ゆずといった農作物の生産量は全国1位。そのほかにも、数々の農作物が生産され、全国トップクラスの生産量を誇っています。また、水産業も盛んで、カツオの水揚げ量は日本一を誇っています。新鮮な食べ物がたくさんあるので、引っ越し後は食べ過ぎに注意しましょう。
観光スポットとしては、高知市とその周辺、足摺と室戸の二つの岬の二カ所に集約されます。高知市にある高知城は、天守閣と大名の住まいが当時のまま保存された希少な歴史遺産です。坂本龍馬の銅像で有名な桂浜も高知市の南部に位置しています。室戸岬は四国の南東端に位置し、目の前には太平洋の雄大な眺めが広がります。一方、足摺岬がある南西部には、足摺宇和海国立公園があり、亜熱帯植物や断崖、奇岩など、さまざまな自然の景観に恵まれた美しい海岸線が広がります。
昔から平野部が少なく、台風や洪水の自然災害にも多く見舞われてきました。この土地の人々には、温暖な気候風土とはまったく異なる厳しい自然環境と闘い、生き抜く中で、頑固で一本気な気質が定着してきたと言われています。高知県特有の気質を備えた男性を「いごっそう」、女性を「はちきん」と呼び、強情で妥協せず、一人で道を切り開く男性と、快活で行動力にあふれた女性を表しています。あの「坂本龍馬」と男勝りで知られる龍馬の姉「乙女」の性格が、県民の典型的な気質であるとされているようです。
高知の優遇・支援制度
各種優遇・支援制度の例としては、引っ越し先で住宅を建築する際に利用できる、「こうちの木の住まいづくり助成事業」があります。県内産の乾燥木材を住宅の70%以上に利用するなどの各種条件を満たせば、基本額で最高100万円の助成金が支給されます。なお。この制度は、住まいを建てるときだけでなく、リフォームをする際にも適用されます。詳しくは県の林業振興・環境部までお問い合わせください。
引っ越し先が農村部の市町村となる場合には、定住支援や就農支援などの各種支援を受けられる場合もあります。たとえば、土佐町に引っ越した場合には、「若者定住促進事業」として、10万円の結婚祝金、5~15万円の出産祝金、子ども1人につき年額6万円の保育助成金など、手厚い補助を受けることができます。もちろん、土佐町以外の市町村も各種制度を設けていますので、一度問い合わせてみましょう。