鹿児島
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優遇・支援制度
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鹿児島の基本情報
鹿児島県は九州地方の最南端に位置する県です。九州から離れた離島も鹿児島県に含まれることから、南北の距離は約600kmにも及びます。面積は約9188km2で、人口は約170万人。県庁所在地は桜島で有名な鹿児島市(約61万人)です。宮崎県、熊本県、沖縄県と隣接しています。「県の花」はミヤマキリシマ、「県の鳥」はルリカケスです。
鹿児島県は九州南部の「本土」と、屋久島や奄美大島などの「離島」に分けられています。本土は薩摩半島と大隅半島からなっており、その大部分が「シラス台地」と呼ばれる非常に水はけの良い、もろい地盤となっています。そのため、稲作が盛んでなく、サツマイモの名産地として知られています。そのほかの名産品としては、黒豚やウナギが挙げられます。ウナギといえば浜松市(静岡県)というイメージですが、実は鹿児島県が日本一の産地です。
離島部には、屋久島や奄美大島といった国内有数の観光地としても知られる島々があります。とくに屋久島は世界自然遺産に登録されるほどのゆたかな自然に恵まれています。屋久島では樹齢1,000年以上の天然杉を「屋久杉」と呼んでいますが、もっとも古い縄文杉は樹齢7,000年ともいわれています。また、種子島は鉄砲が伝わった歴史的な島として知られていますが、現在では大型ロケットの発射場となる種子島ロケットセンターがあり、宇宙開発の最前線です。
県のシンボルは、鹿児島湾内にそびえる活火山島である桜島です。その巨大な火口からはしばしば天高く白い噴煙が立ち上り、市内中心部に火山灰を降り積もらせます。大規模な噴火では地上数千メートルの高さに至ることもあり、島内には噴火によってつくられた溶岩原が広がります。県西部の薩摩半島には天然の砂風呂で有名な指宿や薩摩富士と呼ばれる美しい開聞岳があり、頭部の大隅半島では、日本最古の灯台と太平洋の大海原が広がる美しい風景が楽しめます。
鹿児島の人を薩摩隼人と呼びますが、その由来は、鹿児島に住む人々は朝廷から「隼人」と呼ばれていた時代に遡ります。当時、航海民族として遠く沖縄や台湾、東南アジアと交易した「隼人」の気風が、現代の県民の開明性や新しもの好きにつながっていると考えられています。また、典型的な鹿児島の男性を「ぼっけもん」と呼び、一本気で激しい気性の持ち主を指す一方で、控えめで芯の強い女性を「おごじょ」と呼び、理想の女性像として県民に好まれています。
鹿児島の優遇・支援制度
引っ越し後の生活に有利になる各種優遇・支援制度の一つに、子育て世帯に嬉しい「かごしま支援パスポート事業」があります。県内の18歳以下の子どもがいる家庭、妊娠中の方がいる家庭にパスポートが交付され、県内の店舗や企業で各種サービスの提供を受けることができるという制度です。平成23年11月の時点で、県内の34市町村で実施されています。このパスポートが使える市町村は、今後も増えていきます。
県では「認証かごしま材の家金利優遇制度」という住宅ローンの金利等が優遇される制度も実施しています。県内産の木材を使った住宅を購入すると、金利の優遇が受けられるというものです。詳しくは、県住宅・建築総合センターまでお問い合わせください。