石川
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優遇・支援制度
石川
石川の基本情報
石川県は北陸地方の県の一つで、地図で見ると、日本海に突き出た能登半島が印象的です。面積は、約4,185km2で、人口は約117万人。県庁所在地は金沢市(約46万人)です。富山県、岐阜県、福井県に隣接している県で、「県の花」はクロユリ、「県の鳥」はイヌワシです。九谷焼、輪島塗、加賀友禅などの日本が世界に誇る伝統工芸品の産地として有名です。
雪に慣れていない方は、引っ越した後で注意が必要かもしれません。県全域でかなりの雪が降ることがあるからです。とくに、山間部では非常に多くの雪が降ります。とはいえ、温暖化の影響からか、最近は積雪量が減ってきているようです。冬が寒くなるだけで無く、夏はフェーン現象の影響で気温と湿度も上がり、過ごしにくい日も多いようです。
石川県は昔から「加賀百万石」という愛称を持つ地域として知られています。その由来は、戦国時代の武将・前田利家が金沢を拠点に、100万石の加賀藩の基礎を築き、江戸時代の終わりまでこの地を治めていたからです。そんな加賀藩は、伝統工芸の振興に力を注いでいたため、今でも日本を代表する伝統工芸品がたくさん生み出されています。輪島塗、九谷焼、加賀仏壇、加賀友禅、金沢箔などがその代表例です。
県庁所在地である金沢市には、日本三名園の一つである兼六園や金沢城などに代表される歴史遺産があるだけでなく、江戸時代の雰囲気を今に残す街並みも残っています。また、美しい自然、温泉や工芸品の製造拠点などが点在しており、1年を通じて数多くの観光客が訪れます。
100万石の大大名である前田氏の加賀藩が栄えた地域でもあるため、各地に古くから伝わる地元の祭が盛んに行われているのは大きな魅力。引っ越し先となる地域にも、何らかの祭があるはずですので、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。焼き物などの伝統工芸品の製造が盛んなだけでなく、コンピュータ関連機器や重機械、工業用機械などの最先端分野の企業も多く拠点を構えています。
石川県は魚が美味しい場所でもあります。ブリは日本一の漁獲量を誇り、その他にもカニ、イカ、アジ、イワシ、カキなどの魚介類が豊富に水揚げされます。米(コシヒカリ)の産地としても知られており、その他にも大根やレンコン、スイカ、梨なども盛んに栽培されています。
石川の優遇・支援制度
県内各市町村の各種優遇・支援制度の一例をご紹介しますと、石川県住宅供給公社の物件を購入する際に、住宅取得費の一部助成制度を受けることができます。18歳未満の子ども2人以上の子育て世帯や、シニア世帯(本人が60歳以上、または60歳以上の方と同居の場合)、U・I・Jターンの方が対象となります。この制度は、宅地価格の5%が助成されることになりますので、引っ越し後に石川県内で住まいを持つ方は検討してみましょう。
子育て世帯に対しては、県が全額出資した「いしかわ子育て支援財団」によって、さまざまな子育て支援が行われています。子育て支援に関する情報提供や人材育成に積極的であるほか、子育て家庭へのバックアップ事業なども行われています。また、結婚したい男女の出会いの場を設ける「しあわせ発見事業」なども行われており、子育て世帯だけでなく、これから結婚・子育てを控えている人たちへの支援も行っています。これらの事業は多岐にわたるもので、さまざまな取り組みがありますので、詳しくは財団法人いしかわ子育て支援財団までお問い合わせください。