東京都世田谷区編引っ越し先はどんな街？
全国住みやすさ大調査

東京都世田谷区編

渋谷・新宿などへのアクセスが
よく住みやすいエリア

東京23区の西部に位置し、日本で有数の繁華街でもある渋谷区に隣接する一方で、神奈川県川崎市にも隣接している世田谷区。若者でにぎわう三軒茶屋や下北沢のほか、成城学園・深沢など閑静な高級住宅街もあり、東京23区の中では最多人口です。
交通網としては、環七通り、環八通り、国道246号線（玉川通り）などの幹線道路に、世田谷通り、駒沢通り、淡島通りなどの地区幹線道路が走っています。
電車は、京王線・井の頭線、小田急小田原線、東急田園都市線・世田谷線・目黒線・大井町線と多くの私鉄が走っているため、渋谷や新宿といった都心部へも簡単にアクセス可能。世田谷区に引っ越しをする際には、会社や学校などへのアクセスを考慮してエリアを選ぶことができます。

三軒茶屋や下北沢、成城学園など
エリアによって特徴はさまざま

世田谷区は５つの地域に分けることができます。飲食店やショップの多い三軒茶屋を中心とした「世田谷地域」や、古着ショップ・小劇場の点在する下北沢を中心とした「北沢地域」は一人暮らしの学生や若いカップル・夫婦に人気で、深沢・成城学園など幹線道路から一つ中に入ると閑静な住宅街が広がり高級住宅地としても知られる「玉川地域」には富裕層も多数居住しています。また、砧公園や多摩川河川敷など多くの緑が残る「砧（きぬた）地域」や、緑の多い烏山や狭い道が入り組んだ住宅街の多い祖師谷などを要する「烏山地域」はファミリー層に人気があります。世田谷区に引越しをする場合は、交通アクセスはもちろんのこと、自分のライフスタイルにも応じて居住地を選びましょう。

区役所、警察署、病院など: 世田谷区に引っ越した際、手続き等で訪れる区役所の本庁は東急世田谷線の松陰神社前駅・世田谷駅から徒歩５分のところにあります。また本庁に行かなくても諸手続きが行えるよう地域ごとに総合支所と出張所がありますので、手続き内容や居住地に応じて使い分けることができて便利です。総合支所は５地域それぞれにあり、相談窓口や各種届出・登録、証明書の発行などを行っています。
「世田谷総合支所」は区役所（本庁）の第３庁舎内、「北沢総合支所」は小田急線・京王井の頭線の下北沢駅、「玉川総合支所」は東急大井町線の等々力駅、「砧総合支所」は小田急線の成城学園前駅、「烏山総合支所」は京王線の千歳烏山駅にあります。ほか、住所変更の届け出などの窓口業務は、太子堂（たいしどう）・経堂（きょうどう）・北沢・等々力・用賀・成城・烏山の７か所の出張所でも受け付けているため、非常に便利です。
世田谷区を管轄している警察署は、三軒茶屋の世田谷警察署をはじめ、松原の北沢警察署、千歳船橋の成城警察署、等々力の玉川警察署があります。
ほか、世田谷区には「三軒茶屋病院」や「世田谷中央病院」など14の救急病院があります。夜間や休日の診療に対応している診療所や、「世田谷区医師会付属子ども初期診療所」をはじめとした子どもの急病に対応している診療所や薬局もあるため安心です。

公園、図書館など: 東急田園都市線の駒沢大学駅には、ドッグランやジョギングコース、競技場を擁する「都立駒沢オリンピック公園総合運動場」があり、日々多くの人でにぎわっています。東急田園都市線の用賀駅近くには緑あふれる「都立砧公園」があり、敷地内には世田谷美術館もあります。また、東急大井町線の等々力駅には、街中にいるとは思えないほどの渓谷を散策できる「区立等々力渓谷公園」もあります。
世田谷地域には経堂・桜丘・下馬（しもうま）・世田谷、北沢地域には梅丘・代田、玉川地域には奥沢・尾山台・玉川台・深沢、砧地域には鎌田・砧、烏山地域には粕谷・上北沢・烏山と地域ごとに図書館があります。

主な商業施設: 東急田園都市線・世田谷線の三軒茶屋駅前にはスーパーマーケットなどが入った「キャロットタワー」があり、開発が進んだ東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅には大型ショッピングモールの「二子玉川ライズショッピングセンター」や「玉川高島屋」などがあります。どちらも急行が停車する大きな駅でアクセスがよいため便利です。