東京都大田区編 引っ越し先はどんな街？
全国住みやすさ大調査

大田区は23区の中で一番南に位置し、多摩川を挟んで神奈川県川崎市に隣接しています。武蔵野台地の東南端にあたる西北部の丘陵地と平地部、東京湾に面する臨海部の埋め立て地から成り、23区で最大の面積をもちます。空の玄関・羽田空港があることで有名ですが、高度な技術を持つ職人や町工場が多い製造業の街として世界的にも知られています。また、都市計画で開発された放射線状に広がる高級住宅地・田園調布も擁しており、広い面積の中で、あらゆる顔をもつエリアです。
交通網としては、第一・第二京浜国道、環状７号線、環状８号線などの幹線道路と街中を走る区道が網の目のように配置されています。電車は、JR京浜東北線、東急東横線・目黒線・多摩川線・大井町線・池上線、都営浅草線、京急本線・空港線、東京モノレールが走っており、羽田空港や品川、目黒、渋谷などへのターミナル駅にも出やすく便利です。

住宅街が多く大田区の中心的存在の「蒲田地域」はターミナル駅の品川まで10分ほどで出られるため便利です。公共施設や駅ビル、飲食店、商店街があり、一人暮らしの会社員やファミリー層に人気です。「大森地域」もアーケード街や商店街、スーパーマーケットも充実しており、ファミリー層や若者が多く暮らしています。ほか、都営浅草線の始発駅である馬込（まごめ）や、オシャレな街・自由が丘に近い東急大井町線の大井町なども若者に人気があります。神奈川に隣接している多摩川は河川敷など緑が多く、ファミリー層が多く暮らしています。一方、日本屈指の高級住宅街として知られる田園調布のある「調布地域」には、閑静な住宅街が広がり、富裕層が多く居住しています。「糀谷（こうじや）・羽田地域」は、空港のある羽田と、住宅街と工場が混在している糀谷に分けられ、古くから住んでいる人が多いのも特徴です。大田区に引っ越しをする際には、自分の行動範囲にあった居住区を選ぶことが重要です。