板橋区から分離独立し、23区最後の区として誕生した練馬区は、世田谷区に次いで人口の多いエリアです。都営地下鉄大江戸線、東京メトロ副都心線の開通以降は、新宿や渋谷といった都心部へのアクセスがよくなったことで、マンションの建設ラッシュが相次ぎ、さらに人口が増加しています。
区内の鉄道には、西武鉄道池袋線・豊島線・新宿線・有楽町線、東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線、都営地下鉄大江戸線があります。都心部のターミナルである池袋・新宿・渋谷に出やすいうえに、都心部に比べて家賃が下がるので、若いファミリー層や学生の引っ越し先として好まれています。道路は外環、環七、環八、目白通り、青梅街道、川越街道、新大宮バイパスなどが走っています。
また、関越自動車道の練馬インターチェンジがあり、東北縦貫自動車道、常磐自動車道、東関東自動車道の起点でもあるため、東日本の高速道路において重要なインターチェンジとなっています。
特産品“練馬大根”で知られる練馬区は、農地や公園の多さで23区中第1位と、緑豊かな地域です。また、日本初のカラー長編アニメを製作した東映アニメーションをはじめ、90以上ものアニメ関連企業が練馬区にあり、アニメ発祥の地ともいわれています。
巨大集合住宅や商業施設の複合地区として発展している光が丘エリアや、武蔵野三大湧水池として知られる石神井(しゃくじい)池・三宝寺池のある石神井公園があり、その周辺にも住宅街が広がる石神井エリアなど、いずれも緑の多い閑静な住宅街が多く存在するのが練馬区の特徴だといえます。
- 区役所、警察署、病院など
- 「練馬区役所」は、練馬駅西口から徒歩5分のところにあり、引越し時の転入出や出生届などの手続きを行うことができます。ほか、石神井公園駅西口から徒歩5分のところには「石神井庁舎」があります。また、「光が丘区民センター」「関区民センター」でも手続きができます。
警察は、西武池袋線、都営地下鉄大江戸線の練馬駅から徒歩3分の「練馬警察署」、西武池袋線の石神井公園駅が最寄りの「石神井警察署」、都営地下鉄大江戸線の光が丘駅にある「光が丘警察署」の3署があります。
そのほか、いざというときのために知っておきたいのが病院です。練馬区には、「練馬総合病院」「順天堂大学医学部付属練馬病院」など救急にも対応する病院や、休日急患診療所として「練馬区夜間救急こどもクリニック」などもありますので、お子様のいるファミリー層も安心して生活することができます。
- 公園、図書館など
- バードウォッチングが楽しめる野鳥の森や、水遊びができる大きな噴水のある「大泉中央公園」、春のお花見や秋の紅葉がすばらしい「石神井公園」には、アスレチックやボートに乗れる池もあり、家族連れでにぎわっています。区内には、大小600以上もの公園があるため、生活環境が整っているといえます。
情報の拠点として区民に利用されている区立図書館は、「光が丘図書館」「練馬図書館」「石神井図書館」など13館あります。こども向けの「南大泉図書館分室こどもと本のひろば」も人気です。
- 主な商業施設
- 都営地下鉄大江戸線の光が丘駅にはショッピングモール「光が丘IMA」があり、週末は家族連れでにぎわいます。西武線、都営地下鉄の練馬駅の南、緑豊かな住宅街にあるヨーロピアン調の建物「GARDEN SQUARE」には、ガーデニング・フラワーショップ、カフェ、イタリアンレストランが入っています。さらに、「エミナード石神井公園」「石神井公園ピアレス」「Coconeri(ココネリ)」なども複合商業施設として人気です。また、プールや温泉、アトラクションで人気の遊園地「としまえん」も練馬区にあります。