東京23区の西部に位置する中野区には、JR総武線・中央線、東京メトロ丸ノ内線・東西線、都営地下鉄大江戸線、西武鉄道新宿線と、東西に多くの鉄道が走っています。
新宿まで電車で4分と非常にアクセスが良く、老若男女を問わず、大勢の人が暮らしているエリアです。
都心へのアクセスが良いわりに家賃が比較的高くないため引越先に選ばれることも多く、23区の中では区内の人口密度1位、中でも、20~34歳の若者の数が飛びぬけて多いのが特徴です。
また、電車だけでなくバスの路線も充実しており、早朝から深夜まで数多くの本数が走っています。
環七、山手通り、青梅街道、新青梅街道、方南通り、早稲田通り、大久保通りなど、大きな道路が多く走っているので、渋滞する時間帯を避ければ、どこへ行くにも不便のないエリアだといえます。
サブカルの発信地として名高い「中野ブロードウェイ」には、マンガ・アニメ・ゲームなど“オタク文化”に魅了された人々が国内外から数多く訪れます。ほか、アイドルのイベントなどが行われる「中野サンプラザ」も有名です。
中野区は、中野・東中野など商業施設の多い「JR中央線沿線エリア」、野方・鷺宮(さぎのみや)・都立家政を中心とした「西武線沿線西エリア」、荒井薬師・沼袋・江古田が中心の「西武線沿線東エリア」、新中野・中野坂上・中野新橋・中野富士見町が中心の「東京メトロ 丸ノ内線沿線エリア」に大きく分けることができます。
いずれのエリアも、昔から住み続けている高齢者と東京に引っ越してきて一人暮らしをする若者やカップルが多いのが特徴です。
- 区役所、警察署、病院など
- 引越し後の転出入届などの際に訪れるのは、JR中野駅北口から徒歩3分のところにある「中野区役所」です。
東京メトロ丸ノ内線の中野富士見町駅にある「南中野地域事務所」、東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線の中野坂上駅が最寄りの「東部地域事務所」、ほか「江古田地域事務所」「野方地域事務所」「鷺宮地域事務所」でも手続きできます。区内の警察署は2か所。「中野警察署」は新中野駅が最寄りで、「野方警察署」は中野駅北口から徒歩10分のところにあります。
東京都の災害拠点病院に指定されており、屋上ヘリポートを有する「東京警察病院」は、隣接する杉並区・練馬区・新宿区の地域機関病院として救急医療も行っています。ほか、救急にも対応する病院は「新渡戸記念中野総合病院」「横畠病院」「中野江古田病院」などがあり、区民の万が一に備えています。
- 公園、図書館など
- 西武新宿線の沼袋駅から徒歩3分のところにある「平和の森公園」は、広い草地広場や遊具がたくさんあります。また夏には“じゃぶじゃぶ池”で水遊びができるので、子どもたちに大人気です。ジョギングコースや芝生広場、池などがある「江古田の森公園」は、都営地下鉄大江戸線の新江古田駅から徒歩10分のところにあります。
また、中野区には、中野駅南口から徒歩7分の「中央図書館」、中野坂上駅にある「本町図書館」をはじめ、8つの図書館があります。
- 主な商業施設
- 中野駅には駅前から続く「中野サンモール商店街」があり、その先に「中野ブロードウェイ」があります。「中野ブロードウェイ」は“サブカルチャーの聖地”といわれていますが、食料品や日用品、病院などもある大型商業施設です。ほか、東中野駅には「ユニゾンモール」、中野坂上駅にある「ハーモニースクエア」「中野坂上サンブライトツイン・アネックス」などには飲食店も多く入っています。
中野駅前には「ドン・キホーテ」や、都心部には数少ないホームセンターもあり人気です。