引っ越しは心機一転の機会であると同時に、これまで長く住み慣れた自宅から離れることになります。自宅だけでなく生活環境や、人によっては職場や学校が変わる場合もあり、必ずしもすべてハッピーな引っ越しになるとは限りません。
このような寂しさを引きずったまま引っ越しの準備がはかどらない「引っ越しブルー」になってしまう人もいます。そこで今回は引っ越しブルーにならないために気をつける点について紹介します。
引っ越しブルーになりやすい状況とは?
「引っ越しブルー」は「マリッジブルー」に似た精神状態のことで、長年慣れ親しんだ環境から変わってしまうことからくるネガティブな気持ちのことです。新しい環境への不安も入り混じり、引っ越しの準備をしないといけないのになかなか進まなかったり、うつ状態になってしまう人もいます。特に以下のような状況の人が引っ越しブルーになりやすいと言えます。
・転勤や辞令など望まない引っ越しの時
仕事のことだから仕方がないとは言え、自分の意志ではない引っ越しはやはりハッピーな引っ越しとは言えない場合があります。
・友人や家族から遠く離れてしまう場合
それまで仲良くしてくれた友人や、多くの時間を一緒に過ごした家族との別れは想像以上に辛いものです。引っ越しの日が近づくにつれ寂しい気持ちが募ります。
・初めてのひとり暮らしや単身赴任
初めての単身による引っ越しはストレスも溜まりやすいでしょう。一人で暮らすという寂しさもありますが、家事などをすべて一人でこなさないといけないという焦りも出てくるため不安になります。
・まったく見知らぬ土地への引っ越し
近距離での引っ越しならいざ知らず、遠距離かつ、まったく行ったことのない土地への引っ越しは、新しい生活に馴染めるかなどの不安から気持ちが滅入ってしまいます。
・引越し準備に追われている時
引越しの準備は、荷物が多ければ多いほど大変ですが、特に急ぎの場合などは過度なストレスによって憂鬱感が増してしまいます。
引っ越しブルーを克服するために効果的な7つのこと
もし、引っ越しブルーになってしまっても「住めば都」というように、いつかは引越し先があなたの地元になるので、あまり怖れないでください。
ここでは引っ越しブルーになってしまった、なりそうだという人向けに憂鬱な気持ちを和らげる方法を紹介します。
●旧居の写真や動画をまとめておく
引っ越しブルーになる原因の1つに、慣れ親しんだ家や部屋を離れることがあります。これを和らげるには、自宅の写真を撮って思い出として残しておくと良いでしょう。また、自宅に友人らを招いてホームパーティなどをした時は動画などを撮っておくとより鮮明に思い出を残せます。
●実家から離れる人は、頻繁に実家に帰ってみる
実家から離れてひとり暮らしをする人はとても不安なものです。そういう場合は無理せず、ちょこちょこ実家に帰りましょう。距離が離れていても年に数回帰ることで、不安感がなくなってくることでしょう。
●新居に入ったらとにかく忙しく過ごす
憂鬱な気持ちは、とにかく忙しく過ごして脳に寂しさを感じさせる暇を与えないようにすると楽になります。仕事から帰ったら、ジムに行って体を動かしたり、副業や趣味などに没頭してみたりしている内に、いつの間にか不安や寂しさが解消されることがあります。
●お気に入りや行きつけのお店を作る
寂しさを感じる時は家にいるより外に出たほうが、気が楽になるかもしれません。美味しいスイーツのお店やカフェ、お酒が好きならバーや居酒屋など一人でも楽しめる行きつけのお店を見つけてみると、早くその街に馴染むことができるでしょう。
●友人や知人を積極的に作る
新しい土地での生活は不安ですが、新しい出会いなどに期待するのもいいのではないでしょうか。まずは引越し当日の挨拶回りでご近所さんと知り合いになりましょう。
また、会社の同僚や学校の友人を積極的に誘って出かけてみるのもいいでしょう。それができれば新しい友人ができたり、地元のサークルや集まりなどに参加するなど友人や知人を作ることはそれほど難しいことではありません。まずは一人になる時間を減らすことを考えてみると良いでしょう。
新しい家に早く馴染むために「自分好みの家」に
昨今はコロナの影響もあって家で過ごす時間が増えているので、新しい家に早く馴染める工夫をすると「引っ越しブルー」から立ち直りやすくなります。新しい家に早く馴染むには旧家から持ってきたものをなるべく早く設置して、旧家と似た住環境にするのが良いでしょう。
引越し当日は、どうすれば心地よく過ごせそうかを考えながら、間取りに合わせてリビングや寝室の配置を工夫してみてください。
また、賃貸物件の場合でも、壁を傷つけずに張替え可能な壁紙などが売っていますので、自分好みの部屋にしていくと気分も上がります。
引っ越しブルーも、いずれは時間が解決してくれます
最後に、引っ越しブルーになっている人も必ず時間とともにその不安感や憂鬱な気持ちは落ち着いてくるので、とにかく焦らないことが重要です。
辛い時は友人に電話してみたり、会いに行ったり、実家に帰ればいいのです。最初は何かを失ったという気持ちになるでしょうが、実は新しい環境に知人や友人ができることは新しく世界が広がったことを意味します。ですから、あまり考えすぎずポジティブに捉えて生活してみましょう。
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