引越し挨拶はするもの？引越し祝いでもらってうれしいものとは？ みんなの引越しあるある

「リクルート住まいカンパニー」のアンケートによれば、引越しをして近隣に挨拶をした人は72％と高い割合を示しました。
アンケートでは、引越し先である「新居のみ」に挨拶をした人が40.4％、今まで住んでいた「旧居のみ」に挨拶をしたのは15.7％、「新居・旧居の両方」で挨拶をしたのは15.7％となりました。
このことから、挨拶をした人のうち、新しい引越し先で挨拶をした人は半数以上、引っ越す前に挨拶をした人が約３割ということが分かりました。

さらに、「1人暮らしの人のうち、挨拶をした」のは64.6％、「家族など複数人で暮らす人のうち、挨拶をした」のは75.5％と、1人暮らしの方が挨拶をする割合は低い結果となりました。

特に女性の１人暮らしでは、引越しの挨拶は不用心という風潮もありますが、まだまだ近隣とのコミュニケーションは大切にした方が良いと考える人が多いようです。

現在でも引っ越しの際に挨拶をする人が多数いることが分かりましたが、それでは、引越し挨拶の際に持参する手土産はいくらくらいのものが相場なのでしょうか？

アンケートによれば、引越しの挨拶の時に渡す手土産（粗品）を持参した人は、なんと97.8％。ほとんどの人が手土産を持って挨拶していることが分かりました。その挨拶の手土産品は500円～1,000円ぐらいが一番多いという結果になりました。
ちょっと金額的に安いのでは？と思う人もいるかもしれませんが、引越しの手土産は、お祝いの品ではなく、あくまでも「挨拶の品」。そのため、「気兼ねせず受け取れて、お返しが不要と思える価格帯」が最適とされ、アンケート結果の価格帯となっているようです。

それでは、引越し挨拶の手土産品には、どのようなものを皆さん持参しているのでしょうか？
アンケート結果では、約４割の人が「タオルやふきん」と、現在でも「引越し挨拶といえばタオル」という習慣が根付いているようです。
また、２番目に多いのが、スイーツ。そのほかに多いのが、「ティッシュペーパー・キッチンペーパー」「洗濯用洗剤」「地域指定のゴミ袋」などの消耗品類が人気となっているようです。昔ながらの「そば」という人が約10％いるというのも、少し興味深いところです。

引越しは、進学や結婚、栄転など人生の喜ばしい転機に行われることが多くあります。引越す人にお祝いを贈る場合には、どのようなものが喜ばれるのでしょうか？

アンケートによれば、やはりお祝いとして嬉しかったものは「現金」でした。引越し費用にあてたり、新しい家具、家電を購入したりと、使い道が自由なのがありがたいですね。
また、2位も「ギフト券やビール券などの金券」となっており、お金またはそれに準じるものを贈ると喜ばれることが分かります。3位のカタログギフトは、物を贈る場合、別の人と同じ物を贈ってしまうのを避けられるということで喜ばれています。また、現金はちょっと生々しいと感じる人はカタログギフトや生活雑貨、家電、食器、インテリアなど引越し後の生活で役に立つ物を贈る人が多いようです。