
引越しが決まったら、なかなか大変なのが引越業者選び。最近では引っ越しの見積もり一括サイトなどがあるため、簡単に複数社から見積もりを取れますが、金額だけを見て引っ越し業者を選んでしまい、後悔する人も増えているようです。
それでは、たくさんある引っ越し業者の中から自分に最適な業者を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか? そこで、引越し業者選びで「ここだけは、知っておいてほしい!」というポイントをお伝えします。


見積もり時の対応で分かる優良な引越し業者
引っ越し比較サイトや一括見積もりサイトなどで得た見積りは完璧とは言えない場合もあります。そのため、実際に訪問見積もりをしてもらうほうが安心だという人が多いようです。
訪問見積もりをしてもらうには、まずは引っ越し業者に電話をするわけですが、電話での対応だけでも、その業者が優良な業者かどうか判断できるでしょう。忙しい電話口でも丁寧に相談に乗ってくれるような業者はやはり優良な業者と言えます。
また、訪問見積もりは、引越業者の対応が直接わかるので、優良な業者かどうかを見極めるのに役立ちます。訪問見積もりで訪れた時のスタッフの態度や動きがテキパキとしているか、その場でさまざまな相談に乗ってくれるかなどがポイントになるでしょう。
引越しトラックの大きさは適切か

引越しの料金はトラックの大きさで変わってきます。当然、大きなトラックになるほど料金は高くなります。ネットや電話で見積もりを取ることが多い単身者などの場合は荷物の量の伝え方次第で料金が変わってくる場合があるので、注意が必要です。 また、保持しているトラックの種類も引越業者によって異なるので、適切なトラックを持っている業者を選ぶことも覚えておきましょう。


- 軽トラック
- 単身で荷物の少ない人などに向いています。部屋の大きさで言えば、ワンルームマンション程度の引越となります。ただし、大きな家電やダブルベッド等がある場合は、軽トラックを利用できません。
- 2tトラック
- 単身者や荷物が少ないカップル向けです。ダンボール10個程度で、1DK~2DKの部屋の荷物量だと考えると良いでしょう。
- 3tトラック
- 一般的な新婚・2人暮らし、または荷物が少なめの3人家族向けです。部屋の広さは2DK~2LDKくらいを目安として、ダイニングテーブルやタンスなどの家具と、ダンボール40~50個程度の荷物量と考えましょう。
- 4tトラック
- 一般的な引越で利用される最大のトラックです。4人家族以上で荷物も多めの家族用で、 家具を含めダンボール60~65個程度の荷物量。ただし、引越し作業時に対向車が通れる道幅が必要となるので、引越先の搬入経路については業者と相談しましょう。
保険や保証についてもチェックしておこう
引っ越しのトラブルで一番多いとされるのが、搬送時における荷物の破損や紛失です。いくら引っ越し業者が搬送に万全な対策をとっているといっても、引っ越し作業員も人間ですから、100%破損がないわけではありません。
そのようなトラブルを避けるために、引越し業者は国交省が定める「運送業者貨物賠償責任保険」という保険に加入しています。この保険では、引越業者による過失で荷物が破損・紛失した場合に最大1000万円の補償をするという引っ越し業者のための保険です。
この「運送業者貨物賠償責任保険」に加入しているかどうかは、概ね引っ越し業者のホームページに記載されているので簡単に調べることができます。
トラブルが起きた際は引っ越し業者によって対応や補償内容が異なるので、そちらも合わせて、発注前に確認しておきましょう。
また、依頼主(顧客)が任意で加入できる「引越荷物運送保険」もあります。引越し業者の過失ではない場合や不明な場合でも補償してくれる内容になっているものが多いので、高額な家具・家電を持っている人や、念のために入っておきたいという人にオススメです。
引越し当日の作業人数を見積書で確認

引越し当日の作業員の人数も業者選びの大切なポイントの一つです。作業員の数はすなわち「人件費」となるため、作業員の人数が多いほど人件費がかかる=料金が高くなるからです。そのため、ほとんどの引っ越し業者は見積書に、引越し当日の作業員の人数を記載しています。
それでは、引越作業員の人数はどれくらいを目安としておけばよいのでしょうか?


●軽トラで引越しの場合:作業員1人
●2~3tトラックでの引越しの場合:作業員2人~3人
●4tトラックでの引越しの場合:作業員3~4人
4tトラックなのに作業員が2人といった場合の見積もりが出たら、ちょっと疑ってみたほうがいいかもしれません。そのほか、気になることはなんでも引っ越し業者に問い合わせることをオススメします。
特典やプレゼントなどのオプションサービスもチェック!
引っ越し業者は特典やプレゼントなどのオプションサービスを用意しているところが多いので、それらを活用しない手はありません。
まとめ
引っ越しにおいて料金はたしかに重要なポイントではありますが、引越業者選びで大切なのは料金の安さだけではないということが分かっていただけたことと思います。引っ越しをトラブルなく行うためにも、きちんとした対応をしてくれる引っ越し業者を選びましょう。
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